あきののろるにっき

League of Legends(LoL)の日本大会(LJL)における最新環境・メタの考察等を行っていきます。twitterは@AkinoAmaki_LoL

名前は「饅頭」、でもすごいやつ!世界のPoohManDu!

 

私、この記事を書くためにPoohManDuコーチの事を色々調べたんですが、PoohManDuコーチの「ManDu」って、饅頭(韓国料理のお団子で、餃子みたいな食べ物)って意味だったことを初めて知りました。可愛らしい……!

 

 


1.Sengoku Gamingのブランド力が大幅アップ!

さて、先日、Sengoku GamingにジャングラーとしてBlank選手が加入しましたが、同チームの公式ツイッターではさらなるサプライズが匂わされていました。
正直全く見当がついていなかったのですが、まさかまさか、Blank選手に続き、SKTに所属していた過去があるPoohManDuコーチが、Sengoku Gamingのヘッドコーチとして就任の報が!

sengokugaming.com

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Sengoku Gaming公式サイトより引用。(解像度がすごく低い……)




2.PoohManDuコーチって誰?すごいの?

PoohManDuコーチは世界でも数少ない、「選手として」かつ「コーチとして」世界大会を優勝したことがある方です。
それらの偉大な実績に加え、韓国(LCK)、中国(LPL)、EU(LEC)でコーチを務めた幅広い国際経験を武器として持っています。

そんなPoohManDuコーチが次に活躍する舞台として選んだ先が、このLJLでした。

このすごさを表現するうまいたとえが中々思い浮かびませんが、

(1)DoubleLift選手が赤バフに勝つ*1
(2)Evi選手がSteal選手をパンチしない*2
(3)PCバン(ネカフェ)で隣のPC席を覗いたらFaker選手だった

くらいのすごさだと思ってください。

さて、なんとなく事の重大さがわかってもらえた(分からない人は注釈文に動画をつけているので是非見てください!)と思いますので、ここからはPoohManDuコーチのパーソナリティと主な経歴を紹介します。

※文章構成がBlank選手のと同じだと思った方。気づいても言わないのが大人のサモナーのたしなみです。


3.PoohManDuコーチのパーソナリティ、選手・コーチとしてのデビューと覇道

(1)本名

本名はLee Jeong-hyeon (이정현)。

(2)生年月日

1991年1月29日生まれの28歳です。

(3)シーズン3 選手デビュー、そして世界大会優勝

彼はシーズン3に韓国においてGSGのサポートとしてデビューしました(元々はManduという名前でプレイ)。
が、結果は振るわず。

 

しかし、同年にSK Telecom T1へ移籍してから彼の覇道は始まりました。*3
なお、当時の他のメンバーは、以下のようなとんでもないとんでもない顔ぶれです。

 

Top:Impact(現在はLCSのTeam Liquidに所属。2019MSI準優勝)
JG :Bengi(往年のSKTを支えた名ジャングラー。惜しまれながらも兵役のため引退)
Mid:Faker(言わずと知れた、世界一有名なプレイヤー)
ADC:Piglet(ヴェインの名手。現在はLCSのClutch Gamingに所属。今だバリバリの現役)

 

これらのチームメイトと共に、PoohManDu選手は韓国の第三シードとしてWCSへ。準決勝で同じくLCK所属のNaJin Black Sword、決勝でLPLのRoyal Clubを下し、選手として優勝を飾ります。

(4)シーズン4 コーチの道へ

しかしシーズン4は自らの健康上の問題でロースターから外れるとチームの調子も急低下。Spring後半からは復帰できたものの、中々チームの調子は戻りきらず、結果として当年のWCS出場を逃してしまいます。

そしてオフシーズン、invictus Gaming*4のコーチとして就任し、彼は選手としての任を降りました。

(5)シーズン5 LPLのコーチとして活躍

SpringにiGを最終順位3位に収め、まずまずの活躍を見せた後、SummerはiGの二部チーム、Young Gloryのコーチに。プロモーションシリーズに出場するも、Royal Never Give Upに敗北し、一部に上がれませんでした。

(6)シーズン6 SKTへコーチとして復帰、そして再度の世界大会優勝

SpringにSKTへコーチとして再加入するとそのままSpring Splitを優勝で飾り、当然のようにMSI2016も優勝、更にWCS2016の優勝も果たして、LoLプロシーン史上初のMSI・WCS連覇、そしてコーチとしての優勝を達成しました。

(7)シーズン7 SKTを離れたり戻ったり。そして再びの栄光

多大な実績をひっさげ、彼はSpringに再び中国へ挑戦。Vici Gamingに加入します。
しかも、ひとり孤独に移籍したシーズン5とは違います。彼の隣には、シーズン3とシーズン6で共に世界大会優勝を果たした戦友、Bengi選手の姿がありました。彼の目には、Bengi選手のニダリーが投げる槍がTeam WEとEDGを粉々に破壊する光景が見えていたことでしょう。*5

 

ところがどっこいVici Gamingはまさかの二部落ち。

 

夢破れたか、オフシーズンにはSKTに再度復帰しました。ちゃっかりとBengi選手も(但しコーチとして)。

(訂正:当初、「シーズン7のSummerに復帰」と書いていましたが、オフシーズンの誤りでした。すみません!)

(8)シーズン8 伸び悩むSKT

「PoohManDuがSKTにいるときは良い結果を残す」というジンクスもここまで。シーズン8のSKTはレギュラーシーズンSpring4位、Summer7位と全く振るわず。シーズン終了後、彼は再度SKTを離れ、次は新たなる地、EUへと挑戦します。

(9)シーズン9 Misfitsのアシスタントコーチとして

SpringにMisfitsのアシスタントコーチに就任しましたが、結果はレギュラーシーズン8位と下位に低迷。結局、Springを終えて契約終了となり、彼は再びコーチとしての雇用先を模索していました。

そしてついにその目が日本へ向き、Sengoku Gamingの軍師として、群雄割拠するLJLの戦場へと足を踏み入れることとなりました。


4.トリビア

おおよその彼の経歴は紹介できましたので、Blank選手編と同じく、PoohManDuコーチにまつわるトリビアを書いておしまいにしたいと思います。

・上述の通り、彼の名前の由来は饅頭から。小さい頃、兄弟にManDuと呼ばれていたのがきっかけです。
・彼が名前を「ManDu」から「PoohManDu」にリネームしたのは、シーズン3にSKTへ移籍したタイミングです。共にBotレーンで戦うPigletに合わせ、「PoohManDu」へリネームしたのでした。
・選手時代は超アグレッシブなSupとして定評がありました。
・2013年のLCK Bestサポートに選ばれた実績を持っています。
プロシーンで1度だけモルデカイザーSupをピックし、勝利したことがあります(KR Champions 2013 Spring vs ktRolster A)
プロシーンで1度だけルブランSupをピックしたこともあります。こちらは負けましたが。(R Champions 2013 Winter vs Azubu Blaze)
・2016 WCSをコーチとして優勝し、メダル授与を受ける際、緊張で握手せずに通り過ぎようとしてしまったというちょっと恥ずかしい経験も。

clips.twitch.tv

 

5.おわりに

正直、PoohManDuコーチの加入にはBlank選手以上の衝撃がありました。

Blank選手のLJL移籍の意図についてはなんとなく推測可能な材料があるものの、彼が敢えて非メジャーリージョンに籍を置く理由が推測できなかったからです。(彼ほどのコーチであれば、メジャーリージョンのチームから移籍の声がかかってもおかしくないでしょう)

 

現在のLJLシーンに不足している、世界的に確かな実績を持ったコーチ。このピースがLJL2019 Summer Splitにどんな化学反応をもたらすのか、本当に今から楽しみですね!

 

気温も既に夏並みになってるし、Summer Splitも早く開催してくださーい!

*1:

www.youtube.com

*2:

www.youtube.com

*3:厳密にはSK Telecom T1 2に移籍したのですが、チームの統廃合を説明し始めると複雑になってしまいますので、簡単のために全てSKT表記としました。

*4:2018 WCSの世界王者でもあり、シーズン2から世界大会に出場している老舗中の老舗の名門チームです

*5:2016 WCSの準決勝Game4において、Bengi選手は全然ニダリーを練習していなかったにもかかわらずkkOmaコーチのドラフトミスで取らざるを得なくなってしまったことがありました。しかし結果としてSKTはそのゲームに勝利していたりします。なんじゃそら。https://clips.twitch.tv/CrunchyVictoriousJackalSSSsss