あきののろるにっき

League of Legends(LoL)に関するさまざまなことを記事にしていきます。 twitterは@AkinoAmaki_LoL

【あきののろるにっき#24】意外と知られてない!ルーンテラ世界のトリビア【歴史編】

こんにちは、最近ちょこちょこと趣味で動画編集を始めたあきのです。

めちゃ久しぶり(10年くらいぶり?)の編集なので、地道な作業も楽しい楽しい。

 

さて今回は、ルーンテラ世界のトリビア(歴史編)ということで、意外と知られていないルーンテラの歴史のお話をしたいと思います。たとえば、

  • ヴァスタヤシャイ=レイはかつて人間だった
  • はるか昔、まだ地図に描かれていないくらいの東から人々がシュリーマ等へ移住してきた
  • ノクサス民の先祖はノクシーと名乗っていた

ってことを知らない人は、この記事を見ればとても幸せになれるかもです。

 

なお、この記事ではノクサスの誕生を0年として年代表記しています。

何故かって?公式が本当にそうしてるからだよー!

 

 

-9000年 始まりの地

現在はアイオニアと呼ばれる始まりの地で、空の巨人と始まりの地の民の間で大戦争が勃発します。
この民、定命の者の中でも特に賢明であった者たちは、先祖の知恵を求めて霊的領域の力を自ら(=物質世界)に取り入れ、ヴァスタヤシャイ=レイとなりました。
姿を変えることができるうえに不死身で、自然界そのものを操ることができた彼らヴァスタヤシャイ=レイの力により、定命の者たちは空の巨人たちに勝利しました。
なお、このヴァスタヤシャイ=レイはその名からもわかる通り現在のヴァスタヤの祖先ですが、興味深いことに、ヴァスタヤの部族名の一部はかつて巨人を倒したヴァスタヤシャイ=レイの名前(キーラ、チール、ロトルなど)からとられています。

 

-8000年 三姉妹の戦争

多大な犠牲を払い、原初の神の一柱であるボリベアを打ち負かしたリサンドラ。そんな彼女がヴォイドからルーンテラ世界への侵攻を目論む「ウォッチャー」へ迎合しようとしたことを巡り、三姉妹であるアヴァローサ、セリルダ、そしてリサンドラの間に確執が生まれ、すぐに決定的な対立となりました。
対ウォッチャーの最終戦争はリサンドラの城の城門前(ハウリングアビス)で行われ、彼女はアヴァローサとセリルダ、そして彼女たちの信者の中でも強力な能力を持った人間「アイスボーン」を含む多くの盟友を犠牲にし、ウォッチャーを「真なる氷」の奥深くへと閉じ込めたのでした。

 

-6000年 西方大移住

遥か東に位置する「忘れられた地」からの移民が、祖先の知識・知恵を携えてシュリーマとヴァロラン大陸に到達します。
その後、移民の子孫がルーンテラ世界において大きな文明を支配し始めることに。

 

-5000年 超越者の出現

未来の戦争に備えた(ターゴンに存在する)神髄達の導きにより、古代シュリーマ人は都市ネリマゼスにおいて太陽の円盤を使用し、オレリオン・ソルの力を引き寄せて最初の超越者たち(神将)を作り出しました。
強大な身体と魔力を持ち非人間化した彼ら神将を、人々は生ける神として崇拝し、そして彼らが作り上げた帝国は長期に渡って栄えることとなります。

 

-2500年 イカシアの抵抗

古代シュリーマ帝国による支配から脱却するため、イカシアは戦争の中でヴォイドを解放するという破滅的な策をとってしまいます。
結果、イカシアの首都は即座に崩壊し、何物も見分けがつかなくなるほど穢れてしまいました。
地中から這い出してきたヴォイドは非常に凶悪、そして恐怖の塊のような存在で、強大な力を誇示する古代シュリーマ帝国の神将でさえ、ヴォイドとの戦いに出来ることは多くありませんでした。
結果として、最終的にシュリーマはイカシアの地を永久に放棄することとなりました。

 

-2000年 アジールの超越失敗

自らが最も信を置いていた奴隷、ゼラスの裏切りにより、古代シュリーマ帝国最後の皇帝であったアジールが太陽の円盤と共に消滅。帝国も完全に崩壊してしまいます。
一方の裏切ったゼラスはアジールの代わりに超越者となり、元々彼が持っていた闇の魔力と混ざり合って、強大な魔力の塊へと進化しました。(その後、ナサスとレネクトンの活躍により、なんとか封印はしたものの……)
そして、皇帝亡き後に残された神将達は、恐怖と悲しみに暮れる帝国民たちを保護しつつ、目的も分からぬままその長大な寿命を生きてゆくことになります。
その事が、彼らに悲しい結末をもたらします。

 

-550年 ダーキン大戦勃発

アジールの消滅により目的を見失い、またヴォイドとの対面により心に傷を負った神将たちの多くは心と体が歪んでしまいます。
そしてついには自身をダーキンと呼びならわし、世界征服のための軍団を作り出してしまいました。
最終的には、ターゴンに存在する神髄たちの介在によりダーキンたちは自身の武器に封じ込められましたが、これはあくまで「封印」であって、そのすさまじい力を隔離することはできても消し去ることはできませんでした。
最終的に、現代においてはヴァルスの弓矢やケインの鎌、エイトロックスの剣などが人間を乗っ取って顕現しているのは周知のとおりです。

 

-400年 鋼の魂奪者の君臨

自らを甦らせようとするメイジたちを騙し、武将サン・ウザルはモルデカイザーとして生まれ変わりました。
そして、騙したメイジたちの魂から、強力で凶悪な槌鉾「ナイトフォール」を作り出し、自ら築城したイモータル・バスティオンから物質世界を支配。
しかしながら3世紀ほど後。同盟関係にあった部族、ノクシーが彼をうち滅ぼし、新たに帝国を受け継ぎました。

 

-25年 ブレスドアイルの崩壊

ブレスドアイルの首都ヘリアに存在する秘密の地下宝物庫で起こった出来事(とある国の王が、王妃を蘇らせるために生命の泉へ王妃の遺体を浸した事件)により、ブレスドアイルにおける霊的領域と物質世界の間に存在した障壁が崩壊してしまいます。
この事件による壊滅的な暗黒エネルギーの爆風がヘリアの街全体を飲み込むと、瞬く間にブレスドアイル全土に広がり、これまで群島を守ってきた白き霧は黒き霧へと変貌し、更に死者の魂は「黒い霧」の中で永遠の苦痛にとらわれることに。
ついに、ブレスドアイルはシャドウアイルと呼ばれるようになり、打ち捨てられました。

 

-13年 ルーン戦争

ヘリアの崩壊と共に、ヘリアの地下宝物庫に隠されていた危険な魔法の遺物も流出します。世界を破滅させるほどの力を持った「ワールドルーン」もその一つでした。
「ワールドルーン」はたった一度起動しただけで大地を崩落させ、岩盤そのものや空に悲鳴を上げさせ、建物も人も全て消し去り、それまで東へ一日歩かねば到達できなかった海が猛烈な勢いでやってくるほどのものでした。
その後はルーンテラ全土で戦争が激化。世界の一片までもが破滅に向かうような戦争が続きました。

 

0年 ノクサスの勃興

世界の終末のようなルーン戦争が始まって約10年。ノクシーの中で生き残った者たちは、身の危険からイモータル・バスティオンの中から撤退を余儀なくされました。
しかし、崩壊の中にあってもたくましく生き残った彼らは自らをノクサスと名乗り、「彼らの時代」を、この年この日から始めることとなりました。

 

292年 デマーシアの勃興

一方のデマーシアの誕生は、ノクサス勃興から約300年後。ノクサスから遥か西で、オーロンによって興されます。(ちなみにこのオーロンの武器はハンマー。現在、それはポッピーに手に預けられています)
ルーン戦争への忌避感から作られたこの国は、未来永劫に魔法から逃れる聖域となることを宣言したのでした。

 

349年 ノクサスの帝国化

近隣諸国を幾度も強制併合し、最後にヴァロラン大陸の極東にあるドラッケンゲートを陥落させたことで、ノクサスはその力を強大にしました。
この力に自信を深めたノクサスの貴族たちは、「たとえ何千年かかろうとも、ルーンテラ世界をノクサスの旗のもとに統一する!」と息巻き、彼らの中から皇帝を擁立しました。

 

772年 ピルト川の悲劇

ヴァロラン大陸とシュリーマを結ぶ交易路を支配する商人ギルドが、巨大な運河と海門「太陽の門」を作り上げます。
しかしこの運河の掘削には大きな危険がはらんでいました。度重なる掘削によって、その下に存在した古代の港「ゾウン」の地盤の安定性を損なっていたのです。
ついにはピルト川沿いの地区全体が崩落し、西の海に沈んでしまいました。
(この時人々を救い出したのは、いにしえの女神として崇められていたジャンナだったり)

 

787年 ビルジウォーターの誕生

一山当てようとする薄汚い野郎どもが、ブルーフレイム・アイルと呼ばれる群島内にある南の島に集いました。
(先住民であるブールの伝道師たちはこれらをペイランギと呼び、蔑みますが……)
文化的な諍いや混乱は何年にもわたって続きましたが、最終的には騒がしい港町へとみな定住し、ここがビルジウォーターとなったのでした。

 

984年 ノクサスによるアイオニア侵攻

何年にもわたる偵察と準備の末、ボラム・ダークウィル皇帝は大規模なアイオニア侵攻を命じました。
当初こそ抵抗は小規模であったものの、次第にアイオニア中の民兵が反旗を翻し始めます。
ついには、将軍スウェインがイレリアに完全敗北するという、ノクサスにとっては不名誉な「プラシディウムの戦い」を迎え、以降のアイオニアの抵抗運動は組織だったものとなりました。

 

989年 スウェインによるノクサス掌握

イオニア侵攻に失敗したスウェインでしたが、5年の月日をかけて準備し、ついに皇帝ボラム・ダークウィルを弑することに成功します。
その後スウェインは1年にも満たない間にアイオニアから完全に撤退、貴族の影響力を低減し、そして三頭政治体制「トリファリックス」を築き上げる等、現在のノクサスの体制を迅速に構築していきました。

 

そして現在……

そして現在。つまり、現在は、始まりの地が生まれて約1万年、そしてノクサスが勃興してから約1000年くらいの時期にあたります。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

実はLoLの世界は1万年よりもーーーーっと昔から存在していて、その中でも様々なストーリーが語られているのですが、今回はここまで。

興味が湧いた方は、ぜひオレリオン・ソルやマオカイのストーリーを読んでみてください……!

(文:あきのあまき)