【あきののろるにっき#16】あきの的、チャンピオンイメージ洋楽集(デマーシア、ノクサス、バンドルシティ、ビルジウォーター編)
こんにちは、Legends of Runterraで、2コストスペルをガン積みした慧眼の捜査官採用のエズカルマデッキを使い始めた3日後にナーフ宣告を受けたあきのです。ドローソースもカルマも弱体化したのでイチから構成組み直しだぜ……
さて今回も、普段私が聴いている洋楽の中で「この曲、あのチャンピオンっぽい!」と感じた曲を紹介したいと思います。(あとこれが3回目。あと1回だけあるよ!)
前回はイシュタル、ターゴン、シャドウアイルでしたが、今回は盛り沢山、デマーシア、ノクサス、バンドルシティ、ビルジウォーター編だよ!
全曲についてYoutubeのリンク(公式が提供している、著作権法上の懸念の無いもの)を用意しましたので、是非目を閉じてチャンピオンのイメージを思い浮かべながら聴いてみてください。
英語歌詞が分からなくても大丈夫。曲調だけでもそれっぽいものを選んでありますよ。
それではいってみましょう!
1.デマーシア
(1)ルシアン - Welcome To The Black Parade(My Chemical Romance)
曲名 :Welcome To The Black Parade
どことなく暗い出だし。そして「死」がテーマの一つであるこの曲は、最初聴いただけではむしろスレッシュの方が似合うと思うかもしれません。
しかし、その歌詞は「息子よ、君は自身の中に住まう悪魔や不信神者、奴らの企む計略を破ることができるか?」「息子よ。いつか私がいなくなるときも、私の亡霊がお前を夏のブラックパレードに導こう」というもの。これはまさに、父ウリアスから光の守護者の人を受け継ぎ、黒い霧に対峙するルシアンとリンクします。
更に、中盤からの「君が死んでいなくなっても、君の記憶はずっと続いていく」という歌詞も、セナ(そしてスレッシュ)をずっと追い続けたルシアンを歌っているかのよう。
2.ノクサス
(1)ドレイヴン - Eye of The Tiger(Survivor)
曲名 :Eye of The Tiger
歌手名:Survivor
まず、曲を聴けば「ドレイヴンっぽい!」と思うでしょう。闘技場に向かって通路を進むドレイヴン。その興奮と気合が見えるかのようです。
一方で歌詞には「?」と思う方もいるかもしれません。その出だしは「裏通りで立ち上がる。ついにチャンスを掴んだんだ。自分の足と生きる意志で、今ここに戻ってきたのだ」。
でも実は彼、一度、闘技場の人気がなくなった際に落ちぶれ、無一文になるほど挫折しているんです。
この曲はまさに、その後にノクサス皇帝ボラム・ダークウィルを始末し、再度スターダムにのし上がったドレイヴンらしい曲と言えるのではないでしょうか。
3.バンドルシティ
(1)トリスターナ - Up!(Shania Twain)
曲名 :Up!
歌手名:Shania Twain
明るい曲調のこの曲は、トリスターナへ。
全体として「どんなに今が最悪の状況でも、気分を上げていこう。ここからは上がっていくしかないんだから」というシンプルな内容を歌っていて、前向きで天真爛漫な彼女にぴったりです。
4.ビルジウォーター
(1)ツイステッド・フェイト - Don't Stop Believin'(Journey)
曲名 :Don't Stop Believin'
歌手名:Journey
少し明るすぎるかもしれませんが、ツイステッド・フェイトには敢えてこの曲を。
彼にこの曲をあてがったのはこの歌詞が理由です。「満たすために一生懸命働く。皆、スリルを求めている。もう一度サイコロを振るためなら、何だって差し出すのさ」
(2)グレイブス - Wonderwall(Oasis)
落ち着いた出だし。そして「今日はとうとう奴らが復讐に来る日だ。お前は自分自身が何をやったのかに気づくべきだったな。お前のことをこんなに思っている奴は俺くらいなもんさ」という歌詞。
これ、まじでこれですよね?
5.おわりに
今回はデマーシア、ノクサス、バンドルシティ、ビルジウォーター編ということで、5曲のチャンピオンイメージソングを紹介しました。
個人的にはルシアンの曲とグレイブスの曲がほんとにそれっぽいなーと思いながら記事を書いてたりしました……!
(文:あきのあまき)
【あきののろるにっき#15】あきの的、チャンピオンイメージ洋楽集(イシュタル、ターゴン、シャドウアイル編)
こんにちは、最近はLegends of Runterraでアニビアカルマの激重コントロールデッキを使っているあきのです。序中盤の10ターンでネクサスが壊されなければ勝ち。
昔からどんなカードゲームでも、アグロよりコントロールの方が好きなんですよねー。
さて、今回は前回に引き続き、普段私が聴いている洋楽の中で「この曲、あのチャンピオンっぽい!」と感じた曲を紹介したいと思います。
前回はシュリーマとアイオニアでしたが、今回はイシュタル、ターゴン、シャドウアイルですよ!
全曲についてYoutubeのリンク(公式が提供している、著作権法上の懸念の無いもの)を用意しましたので、是非目を閉じてチャンピオンのイメージを思い浮かべながら聴いてみてください。
英語歌詞が分からなくても大丈夫。曲調だけでもそれっぽいものを選んでありますよ。
それではいってみましょう!
1.イシュタル
(1)マルファイト - Africa(TOTO)
楽曲名:Africa
歌手 :TOTO
どことなく原始的な響きのある楽器も混じったこの曲は、クムングジャングルの奥深くに潜むイシュタルのイメージに似合います。
そのイシュタルに属するチャンピオンの中でも、数え切れないほどの世紀を経て(おそらく苔むして)目覚めたマルファイトが、雨がテーマの一つとなっているこの曲の主役になるのではないでしょうか。
2.ターゴン
(1)タリック - Bridge over Troubled Water(Simon & Garfunkel)
楽曲名:Bridge over Troubled Water
守護の神髄であり、ルーンテラの生命、愛、美の守護者として力を発揮するタリック。
普段は穏やかな性格の彼には、静かなスタートのこの曲。
歌詞も「君が涙するときは乾かそう」「辛いときには私が君の代わりになる」「君が人生が輝き、新たな船出をするとき、友人が必要なら私がすぐ後ろに付き添おう」と、守護者たるタリックに相応な内容になっています。
(2)ソラカ - True Colors(Cyndi Lauper)
「悲しい顔ね、落ち込まないで」
「心の中の闇が、あなたを小さな存在だと感じさせてしまうのね」
「でも私にはあなたの中で輝く、本当の色が見えるわ。その色が、あなたを好きにさせるのよ」
という歌詞。
そして、優しくもサビでは力強くなるこの歌声はまさに、定命の者たちが混沌と不安と苦難に陥ったのを見て、苦痛を受けてでも定命の者たちを癒す旅に出たソラカの慈愛の如く、といった感じです。
3.シャドウアイル
(1)ヨリック - Honesty(Billy Joel)
楽曲名:Honesty
歌手 :Billy Joel
「誠実」という名前のこの曲の歌詞は、ひたすらに「誰だって不誠実で、誠実さなんてものは人生でほとんど出会えない。でもそれこそをあなたに求めたい」という事を歌っています。
わが身の全く知らない内に故郷を穢され、それでもシャドウアイルの死者たちを解放しようとするヨリックにこそふさわしい曲と言えるでしょう。
3.おわりに
今回はイシュタル、ターゴン、シャドウアイル編ということで、4曲のチャンピオンイメージソングを紹介しました。(本当はイシュタルにキヤナも入れたかったんですが、イシュタルのような少し原始的な響きがありつつも凛とした高貴さを表現している曲がなかなか思い当たらなくて……)
この中で1曲でも「確かにそれっぽい!」って思ってもらえる曲があれば嬉しいなと思います……!
(文:あきのあまき)
【あきののろるにっき#14】あきの的、チャンピオンイメージ洋楽集(シュリーマ、アイオニア編)
こんにちは、音楽を聴きながら仕事をすると、とっても捗るあきのです。
今回はまた少し変わり種ということで、普段私が聴いている洋楽の中で「この曲、あのチャンピオンっぽい!」と感じた曲を紹介したいと思います。
全曲についてYoutubeのリンク(公式が提供している、著作権法上の懸念の無いもの)を用意しましたので、是非目を閉じてチャンピオンのイメージを思い浮かべながら聴いてみてください。
英語歌詞が分からなくても大丈夫。曲調だけでもそれっぽいものを選んでありますよ。
それではいってみましょう!
1.シュリーマ
(1)アジール - Viva La Vida(Coldplay)
楽曲名:Viva La Vida
歌手 :Coldplay
荘厳な曲調もそうですが、歌詞の一部が本当にアジールにシンクロしています。
歌いだしが「私はかつて世界を支配していた。あらゆることが思い通りだったのに、今は目が覚めると一人」。
そして「一瞬だけ栄光を手にしたけれど、次の瞬間気づいた。私の城は砂と塩の柱の上に建った、砂上の楼閣だったんだ」というサビ。
もはや曲を聴いた瞬間に、栄華を極めた(そしてゼラスとの悲しいすれ違いにより一瞬にして崩壊した)古代シュリーマの王、アジールを思い浮かべるレベル。
(2)タリヤ - A Thousand Miles(Vanessa Carlton)
楽曲名:A Thousand Miles
歌手 :Vanessa Carlton
サモナーズリフトでは元気にウィーバーウォールで駆け巡るタリヤですが、実は彼女、家族の安否を確かめる為、ヤスオに教えを請うたアイオニアを旅立ってシュリーマの故郷を目指す旅路の途中なのです。そんな彼女にはこの曲。
「足早に人々の間を通り抜け、家路を目指す。あなたにとても会いたくて、どれだけだって歩いていくことができるのよ」という歌詞と、流れるような優しい声は、本当にタリヤを想像させます。
2.アイオニア
(1)カルマ - Book of Days(Enya)
楽曲名:Book of Days
歌手 :Enya
自然をイメージした曲調が、まずはアイオニアにぴったり。
そして歌詞の出だしが「一日、一晩、一瞬、私の夢は明日にでも…… 東へ西へ、大地も海も超えてまっすぐ行くのが私の旅路。そしてこれが私の人生の一ページ」から始まります。
更に続く歌詞では、たとえその道中で厳しく辛いことがあっても、はるか遠い旅路の最後のページまで歩き続けることが示唆されており、アイオニアの指導者として人生の最後まで(そしてその後も)歩んでいくカルマにふさわしい曲だと感じます。
(2)ラカン - Just The Way You Are(Bruno Mars)
楽曲名:Just The Way You Are
歌手 :Bruno Mars
ポップな曲調に載る歌詞は、ただひたすらに「彼女の瞳は星より輝いてる」「顔を見ても変えたいところなんてない」「君が笑うと世界が止まってしまう」と愛を伝えるもの。
その歌詞のストレートさは、まさにザヤへ愛を伝えるバトルダンサーのための曲といえるでしょう。
(3)ザヤ - Kiss Me(Sixpence None The Richer)
楽曲名:Kiss Me
普段は苛烈でも、ラカンの前でだけは弱さを見せるザヤにはこの曲を。
ムードのある音の並びと、「銀色の月のきらめきの下で手を取って、音楽に合わせてホタルのダンスを踊りましょう」という歌詞は、バトルダンサーを相棒に持ち、踊るように羽を飛ばして攻撃するザヤにぴったりです。
3.おわりに
今回はシュリーマ・アイオニア編ということで、5曲のチャンピオンイメージソングを紹介しました。
この中で1曲でも「確かにそれっぽい!」って思ってもらえる曲があれば嬉しいなと思います……!
(文:あきのあまき)
【あきののろるにっき#13】まるでLEC!バックドアを敢行したDFMの「疾駆」と、それを防いだEnty選手の「冷静沈着」
こんにちは、あきのです。
皆さんは昨日のLJL2020 Spring Split Finalsを観戦されましたよね?
プレイオフで一度はSGに敗れていたDFMが、ドラフト段階から高い修正力を発揮してリベンジを果たしたシリーズでした。SGのストロングポイントであるBotに対し真っ向から勝負を仕掛け、打ち破ったDFMは、まさに優勝にふさわしいチームであったと思います。
……ですが、皆さんも分かっているのではないでしょうか?
観戦していて一番刺激的だったゲームは?
そう、SGがAA1発の差でバックドアを防ぎきり、勝利を果たしたGame3のはずです。
今回はそのGame3、まさにDFMがバックドアを敢行した直後の場面から、DFMの行動とSG(主にEnty選手)の行動を紐解き、
「何故DFMはバックドアを決められなかったのか?」
「なぜSGはバックドアを防ぐことができたのか?」
を確かめていきたいと思います。
まずは一連の流れを思い出していただきたく、下の動画をご覧ください。話はそこから始めましょう。
- 1.バックドア開始までの流れ
- 2.バックドア開始後
- (1) 39:50 DFM:アジールがMidのミニオンを攻撃
- (2) 39:52 SG :スレッシュがバックドアを察知
- (3) 40:02 DFM:SG側のテレポートをキャンセル
- (4) 40:09 SG :スレッシュによるネクサスタワーシージの妨害
- (5) 40:12 DFM:ナーがジグスのUltを被弾
- (6) 40:13 DFM:アジールがフラッシュを使用
- (7) 40:14 SG :スレッシュがランタンを設置
- (8) 40:16 DFM:ナーがAAキャンセルをミス
- (9) 40:16 SG:スレッシュがフックでアジールをキャッチ
- (10)40:20 DFM:ナーのフラッシュインUlt
- (11)40:21 SG :ジグス登場
- (12)40:22 SG :ジャーヴァンⅣがアジールをノックアップ
- (13)40:26 SG:残るDFMメンバーのキル
- (14)40:44 DFM:カルマのバックドア失敗
- (15)41:15 SG:逆転勝利
- 3.おわりに
1.バックドア開始までの流れ
(1)DFMの動き
DFMは複数人でのバックドアをすると見せかけ、既にマウンテンドレイク前に位置していたSGを強制的にリコールさせることに成功します。(画面右下のミニマップをご覧ください)
これでドラゴン前のポジションの有利を得たDFMは、ナーとアジールのバックドアを敢行すると同時にドレイクを触る事でSGをドラゴンピット前へ釣り出し、バックドアの成功率を高めています。
(2)この時点におけるオブジェクト周りの状況
①SGの陣地の状況
TopのインヒビターとMidインヒビタータワーに加えてネクサスタワーが1本破壊されており、更には残り1本のネクサスタワーも残りHPが3割。DFMはTop・Midの両方から侵入し、バックドアを行える状態です。
②ドレイクの取得状況
両チームとも3ドレイクを所持しており、(既に沸いている)次のマウンテンドレイクを取得した方がドラゴンソウルを獲得することになります。
マウンテンソウルは非常に強力なため、SGとしてはDFMに渡したくない状況。
2.バックドア開始後
ここからは秒単位で変化する状況を逐次追っていきます。(DFM側のチャンピオンは青文字で、SG側のチャンピオンは赤文字で記載しています)
(1) 39:50 DFM:アジールがMidのミニオンを攻撃
まずは下の動画において、右下のミニマップにおけるアジールの挙動をご覧ください。
SG側のスーパーミニオンの前でやや立ち止まっているのがお判りでしょうか。
メイン画面がドラゴンピットを映しているので詳細は不明ですが、おそらくW(目覚めよ!)で兵士を召喚し、スーパーミニオンを1発攻撃した後、E(流砂の衝撃)で兵士の場所へブリンクしたものと思われます。
バックドアの為には何より早くネクサス前に到達することが重要であるところ、結果的にこのタイムロスは大きなものになりました。
(2) 39:52 SG :スレッシュがバックドアを察知
アジールがドレイクの攻防戦に寄らずネクサスへ向かっていること、及びナーがドレイク前に見えない事からバックドアを察知したスレッシュは、即座に単騎でネクサスタワーの防衛に回ります。
(3) 40:02 DFM:SG側のテレポートをキャンセル
ドラゴンソウルの争奪戦に勝利したDFM。
バックドアを防ぐためにネクサス前に戻ろうとするエイトロックスのテレポートを、セトがフラッシュインからのE(フェイスブレイカー)でノックバックさせ妨害します。
実はこの妨害、本当にギリギリのタイミングで、テレポートの詠唱完了(4秒)の寸前(3.9秒)時点でのキャンセル。
フラッシュインしていなければ絶対に間に合っておらず、セトのこの動きはまさに値千金でした。
(4) 40:09 SG :スレッシュによるネクサスタワーシージの妨害
ネクサスタワー前に到着したスレッシュは、アジールにイグゾーストを掛けたうえでE(絶望の鎖)でノックバックさせます。
ナーよりもシージ能力の高いアジールに妨害スキルのリソースをつぎ込んでおり、この状況であってもEnty選手が冷静に判断していることがうかがえます。
(5) 40:12 DFM:ナーがジグスのUltを被弾
ネクサスへの戻り際にジグスが放ったUlt(メガインフェルノボム)がナーに当たり、HPが2割削れることに。
ですが、画面左下に表示されているスキルのクールダウン表記を見ていただければわかる通り、このUltはE(ぴょんぴょん)で回避可能でした。
もし冷静に回避していれば生存時間が延び、ネクサスを破壊しきれたはずだっただけに、非常に惜しい判断ミスとなりました。
(6) 40:13 DFM:アジールがフラッシュを使用
アジールがスレッシュによるリデンプションの攻撃を回避するため、フラッシュを使用します。
しかし、自身の体力がMaxであり更にマウンテンソウルのバフもあること、リデンプションにはCCが無い(=ネクサスへ与えるダメージが変わらない)ことを考えれば、非常に難しい判断ですが、リスクを冒してでも歩いて回避するか素直にダメージを受けておくべきでした。
そして、このフラッシュ使用は後に大きな影響を及ぼします。
(7) 40:14 SG :スレッシュがランタンを設置
ギリギリのネクサス攻防戦の中でもスレッシュは冷静にランタンを設置。これによりジャーヴァンⅣの合流速度が数秒早くなり、結果的にネクサスの破壊を防ぐ要因となりました。
(8) 40:16 DFM:ナーがAAキャンセルをミス
以下の動画をご覧ください。
たった一度だけですが、ナーがAA→移動の操作を誤り、AA一回分のタイムロスが発生しています。
(9) 40:16 SG:スレッシュがフックでアジールをキャッチ
スレッシュがQ(死の宣告)によりアジールをキャッチ。このQは、先程リデンプションの回避にフラッシュを使っていなければ避けられたはずでした。
更に見逃せないのは、この際のEnty選手によるフックの撃ち方。こんなギリギリの状況であっても、フックを投げる方向が見難くなるよう、敢えて横を向いてからスキルを放っています。ここからも、Enty選手の類まれな冷静さがうかがえます。
更に、キャッチしたアジールの元へブリンクすることでアジールのUlt(皇帝の分砂嶺)の壁を無効化し、更にジャーヴァンⅣをアジールの至近に引き寄せるメリットまで生み出しています。
(10)40:20 DFM:ナーのフラッシュインUlt
SG側のチャンピオンが揃い、アジールがキルされると気づいたナーがフラッシュインからUltを発動。
これにより、ミス・フォーチュンとジャーヴァンⅣをスタンさせ、スレッシュをノックバックさせることに成功します。
ナーのこのファインプレイにより、アジールのAA3発分の時間を稼ぎました。
(11)40:21 SG :ジグス登場
ギリギリまでダメージを稼いだナーでしたが、戻ってきたジグスのQによってついに倒れます。これでネクサスをシージするダメージ源はアジールのみとなりました。
(12)40:22 SG :ジャーヴァンⅣがアジールをノックアップ
ナーのUltでスタンされる直前に挿しておいたおいたE(デマーシアの旗印)にむけてジャーヴァンⅣがQ(ドラゴンストライク)。
これでアジールをノックアップさせ、ミス・フォーチュンがキル。これでついにDFMがネクサスをシージする手段がなくなりました。
(13)40:26 SG:残るDFMメンバーのキル
最後の詰めとしてネクサスに向かうアフェリオスをエイトロックスが大きく削り、ミス・フォーチュンがキル。更にセトも落とし、DFM側の残りはカルマのみに。
(14)40:44 DFM:カルマのバックドア失敗
カルマが単騎でバックドアを試みるも、無情にもこのタイミングでインヒビターが復活、ネクサスのシージが不可能に。これでDFM側の勝利はなくなりました。
(15)41:15 SG:逆転勝利
一転攻勢、ジグスとミス・フォーチュンがDFM側のMidレーンを貫き、ネクサスを破壊。SGの勝利となりました。
3.おわりに
ナーがジグスのUltを食らっていなければ。
アジールがスレッシュのQを避けるためにフラッシュを残せていれば。
ミスに関するifはどこまでもキリなく連ねることができるのかもしれませんが、それ以上にこの記事ではEnty選手を称えさせてください。
Enty選手はネクサス前でどこまでも冷静でした。
アジールとナーを比較し、シージ能力の高いアジールに全スキルを費やして妨害し。
アジールとナーのリソースを削るため、適切なタイミングでリデンプションを使い。
ギリギリの攻防戦の中でもきっちりランタンを設置してジャーヴァンⅣを呼び寄せ。
方向を読みにくいフックを投げてアジールを捕まえました。
そのどれか一つでも行えていなければ、3-0でDFMの優勝が決まっていたでしょう。
「絶対にバックドアさせない」という意志のこもったEnty選手の「冷静沈着」は、まさにプロ選手のそれでした。
好勝負を、ありがとうございました。
(文:あきのあまき)
【あきののろるにっき #12】「ヴェル=コズちゃんの解析Bot」を作った話。
こんにちは。LCKで応援していたGen.GがT1に完敗し、意気消沈のあきのです。
Gen.Gの勝ち筋が見えないほどに完璧な試合運びだったT1、素晴らしかったですね。惜しむらくは、彼らが優勝して進むはずだったMSIが中止となってしまったことですが……
(ちなみに、初めて知ったんですが、T1のTopレーナー Canna選手の名前の元ネタって小林さんちのメイドラゴンだったんですね)
さて今回は、私が自作したdiscord Bot、名付けて「ヴェル=コズちゃんの解析Bot」の紹介記事です。Universe勢にとって便利なツールを作れたはず!
1.何をするBotなの?
LoLの公式設定集であるUniverseの更新をキャッチし、どの部分が更新されたのかを特定して、こんな感じでヴェル=コズちゃんがつぶやいてくれます。
2.なんでこんなものを作ったの?公式からのお知らせじゃだめ?
以前は公式から物語のパッチノートが出ていたんですが、ある時から特に通知されることなく内容が変更されるようになり、現在はきっちり目を光らせておかないといつ何が変わったのかが把握できない状況なんです。
例えば最近の例で行くと、オレリオン・ソルを騙して王冠を被らせ拘束したのがターゴンの民から神髄に変わったりと、かなり大きな変更が(通知なしで)行われていたり。
そんな状況を解決するために「ヴェル=コズちゃんの解析Bot」は生み出されました。
3.どこまでの範囲をカバーしてるの?
現在は全チャンピオンのメインページ、バイオ、カラーストーリーのテキスト変更に対応しています。
加えて、近々以下のものにも対応予定です。
(1)対応予定その1:各地域(アイオニア、デマーシア等)
- メイン画面に記載されている地域紹介テキスト
- イメージギャラリーに記載されている設定資料
(2)対応予定その2:もう1つのユニバース
- スターガーディアン :全チャンプのバイオ及びカラーストーリー
- オデッセイ :同上
- K/DA :同上
※最終目標はルーンテラのマップに関する更新の取得ですが、これはそうとう難しそうなのでいつになるやら。
4.Botの公開予定は?
あります。
が、「ヴェル=コズちゃんの解析Bot」、実は今週の平日5日間の空き時間という突貫工事で作ったものなので、しばらくは動作確認しつつ、各地域ともう1つのユニバースへの追加対応を終えたタイミングあたりで公開できれば良いなと思っています。(公開時にはTwitterで告知します)
Discord Botの導入はめちゃ簡単なので、公開のあかつきにはUniverse好きの方に使ってもらえるととても嬉しいですー!
(文:あきのあまき)
【あきののろるにっき #11】AXIZ Corporal選手のココがスゴイ!
こんにちは、いよいよもってプレイオフのSemifinalが待ち遠しいあきのです。
2016年のSummer以来実に7Splitぶりに決勝直行を逃したDetonationFocusMeが、飛ぶ鳥を落とす勢いのV3をどう迎え撃つのかとても楽しみです……!
さて、今回はAXIZ所属のSupport、Corporal選手の紹介記事です。
今季からLJLに移籍し活躍し始めた同選手ですが、実はいろんな「ココがスゴイ!」がある方なんです。
是非どうぞー。
1.経歴がスゴイ!
本名はIan Pearse。名前だけ見ると日本人っぽくないですが、日本国籍を持っておられ(母が日本人、父がオーストラリア人とのこと)、LJLにもいわゆる「日本人枠」で出場されています。
実力ももちろん本物で、オセアニアサーバで1位を獲得したこともあったり。
さて、彼のプロデビューは2018年。OCS(オセアニアリーグ、OPLの2部リーグ)に所属していたチームEmproxでした。
そこで実力を見出されたCorporal選手は、2019年Split1(Spring Split)に、OPLの雄 Dire Wolvesに移籍。レギュラーとして活躍しました。残念ながら成績は振るいませんでしたが、確かな実績を積み上げます。
次季の2019年Split2(Summer Split)はOPLのDire WolvesとOCSのDire Cubs(Dire Wolvesの姉妹チーム)の二足の草鞋を履き、両方のチームで出場。
そして2020年、ついにLJLはAXIZへ移籍することとなりました。
2.LJLでの活躍がスゴイ!
2020年のCorporal選手はノーチラスとガリオの名手として鳴らしました。使えばなんとWin rate 100%。
Hoglet選手のリー・シンのinSecに合わせ、CGAのアジールを落としきる!
ガリオのフラッシュインWで3人を捕まえる!
ナーの合流を止めつつ、集団戦終盤はUlt→フラッシュ→E→Wで相手をキャッチするガリオ!
3.母がスゴイ!(これが一番スゴイ!)
Corporal選手のお母さんは息子のプロ活動を応援しつつ、観戦者としても熱心に活動されています。
LJLは勿論、かつてCorporal選手が所属していたOPL(オセアニアリーグ)も観られているようで、各チームの感想なんかも述べられていたり。
LJLのファン層とも交流を持ちたいとおっしゃっているので、ぜひツイッターアカウント(Twitter:@Corporal_mum)のフォローをば。
4.おわりに
今回はさっくりとCorporal選手の紹介記事としてみましたが、いかがだったでしょうか。
来シーズンもAXIZで活躍するCorporal選手が見られれば、とっても嬉しいなって思います……!
(文:あきのあまき)
【あきののろるにっき #10】ユニバースを楽しもう!
こんにちは。新型コロナウイルスの影響で、ついに在宅勤務になったあきのです。(LCK_Japanの実況解説もオンラインになってしまいましたね……)
2か月ほど前、私生活への影響は「esportsイベントの中止」程度だったのですが、ついにここまで来たかと戸惑っています……が、この影響が社会全体のパラダイムシフトの契機になるのだろうとポジティブに捉えて頑張っています。
さて、今回は「LJLの試合が無くて退屈」勢に贈る記事第二弾。ユニバースを楽しもう!です。
1.ユニバースって?
一言で言うとLoLの世界観を表現した膨大なアート群(小説、絵画、動画などなど)です。
読みやすいコミックや設定集から、どっぷりと世界観に浸れる長編小説まで幅広く取りそろえられており、初めて覗いた人は「え、LoLってゲーム以外にもこんなに力入れてたの?」ってびっくりすること間違いなし。
2.え、ジャンルがいっぱい?
ユニバースのジャンルは大きく分けて5つに分かれています。
(1)チャンピオン
各チャンピオンのストーリーや設定資料集等が記載されています。
その内容は大きく分けて4つ。
①バイオ
そのチャンピオンの出自や背景等が分かるような物語が非常に短いセンテンスで語られています。読了時間はおよそ3~5分程度。
②カラーストーリー(通称)
そのチャンピオンにスポットライトを当てた中編~長編小説です。非常に読み応えがあり、面白いものばかりなので、是非全チャンピオン分読んでほしいのですが、全部読もうとするとLJLが再開する3週間後までに絶対に読み終わらないだけの分量があります。
(全員ではないものの)大抵のチャンピオンに用意されていますし、まだ用意されていないチャンピオンも少しずつ補完されてきています。
お気に入りのチャンプにカラーストーリーが無くても気長に待ちましょう。
③アートギャラリー
主にチャンピオンの初期コンセプトアートが載せられています。
個人的には、このナーのコンセプトアートがお気に入りだったり。
④その他特別なリンク
チャンピオンによっては、他にも特別なリンクが用意されている場合があります。
例えばヴァイ。「THE ART OF LEAGUE OF LEGENDS」というリンクがあり、そこからは特別なギャラリーに入ることが出来たり。
(2)マップ
ルーンテラの世界地図です。これ一枚で各国・町の位置関係が一発で分かっちゃう超スグレモノ。
これを見れば、「デマーシア、小国なのに国土がめちゃ大きいノクサス相手に頑張ってるんだなあ」とか「ターゴンってシュリーマのお隣さんなのね」とか、色々なことが分かっちゃいます。
ちなみに、実はこの世界地図、まだ惑星表面のたった6分の1くらいの範囲でしかないことが明かされています。
今後、新世界の拡張があるかもしれませんね。
(3)地域
フレヨルドやアイオニア、デマーシアやノクサスといった各地域ごとの特色や文化、関連する物語なんかを見ることができます。
とくにおすすめはアイオニア。魔法で彩られた色彩豊かな国土にエスニックな文化が加わり、非常に美麗な風景画がたくさん用意されています。
(4)コミック
マーベル・コミック*1謹製の漫画が複数記載されています。
連載作品はアッシュ(4話 完結済)、ラックス(5話 完結済)、ゼド(5話 連載中)の3チャンピオン。
その他、ライズ&ブランド、ヴァルス、ジンクス&ジグス、ナミ、ミス・フォーチュン、ダリウスのコミックも用意されていますよ。
(5)「もう一つのユニバース」
こちらは他と違って、「スキンシリーズの世界」を表現したユニバースです。
現在はスターガーディアンスキンシリーズ、オデッセイスキンシリーズ、K/DAスキンシリーズの「世界」が記載されています。
3.膨大すぎるんだけど、何から見始めればいい?
まずは自分の好きなチャンピオンのユニバースを覗いてみましょう。
画像やバイオ、カラーストーリーをひとしきり堪能したら、「関連チャンピオン」から別のチャンピオンに飛んでいけば、自然と色々な地域・種類のチャンピオンの情報を楽しめますよ。
4.ちなみに、おすすめのチャンピオンは?
エコーがとても良いです。
彼のカラーストーリー「子守唄」は全てのストーリーの中でもトップクラスに完成度が高く、また比較的短いため最初に読み始める物語として最適。
一方で、「最初からガッツリと長編小説を読みたい!」といった方にはアジールなんかもおすすめ。
カラーストーリー「砂塵の系譜」はシュリーマの読み物としてとても面白い(アジールじゃなくてタリヤが主人公だけど)ですし、関連チャンピオンが非常に多いので、彼を起点にシュリーマ出身の様々なチャンピオンのストーリーにアクセスすることができますよ。
5.おわりに
LJLの試合が無くて退屈だという方こそ、是非一度ユニバースにアクセスしてみてください。
ゲームプレイとは異なるLoLの新しい側面が見えてきて、きっと楽しいですよー!
(文:あきのあまき)