あきののろるにっき

League of Legends(LoL)の日本大会(LJL)における最新環境・メタの考察等を行っていきます。twitterは@AkinoAmaki_LoL

世界を3度取った男 Blank そのヤバさを知る

1.世界を3度取った男

曰く、LCKで20連勝した男。
曰く、リー・シンでこのキックができる男。

曰く、世界を3度取った男。

  

(MINさん、教えてくれてありがとう!)

 

そんな男がLJLに参戦するなんて、半年前に想像していた人はどれくらいいたでしょうか?

 

可能性はありました。
同じく超一流のプロプレイヤー、Wolf選手がSKTから非メジャーリージョンのトルコ(TCL)に移ったことは皆さんの記憶にも新しいはずです。
昨年のWCSでDFMがC9相手にあと一歩まで迫ったことを考えても、まだ大きな差はあれど、メジャーリージョンと非メジャーリージョンの差は確実に縮まっている。
それを踏まえれば、ありえないとは言い切れない話でした。

 

が、まさか実現するとは。

 

LoLプレイヤーならだれもが知る、名実ともに実績ナンバーワンチーム、SK Telecom T1でジャングラーを務めた男。
若き王者が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ
俺達は君を待っていたッッッ

BlankがLJLのSengoku Gamingに参戦だ――――――――ッ!

sengokugaming.com

 

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SG Blank選手(Sengoku Gaming公式記事より引用)


2.Blank選手のLJL参戦がどのくらいヤバいことなのか

これまで世界一を経験した選手がLJLに参戦すること自体はありました(DetonatioN FocusMeやSCARZでジャングラーを務めたDayDream選手)。


しかし、つい昨年までメジャーリージョンのスターターを張り、かつ後述するほどの実績を残した選手が参戦したことはありませんでした。


このヤバさを表現するうまいたとえが中々思い浮かびませんが、

(1)ユーミでペンタキルする

(2)味方のヤスオとマスター・イーとヴェインが揃ってキャリーする
(3)味方のリー・シンなのにめっちゃ丁寧にインセクしてくれる

くらいのヤバさだと思ってください。

 

さて、なんとなく事の重大さがわかってもらえたと思いますので、ここからはBlank選手のパーソナリティと主な経歴を紹介します。


3.Blank選手のパーソナリティ、デビュー、そして王者への道

本名はKang Sun-gu(강선구) 。

韓国は大田広域市の出身。


そして長らくSK Telecom T1のジャングラーとして経歴を積んだ、(何度も繰り返しますが)文字通り超一流の選手です。


今こそ世界中に名が知られる彼ですが、プロデビューは決して他の選手と比べても華々しいものではありませんでした。
意外なことにデビューは中国。2015年にEnergy Pacemaker.Carriesに所属し、Demacia Cupでデビュー。その後、同年にStar Horn Royal Clubへ移籍し、ケガをしたジャングラーの代わりとしてLPLの一部デビューを飾りました(が、結果は全く振るわず)。


しかし、2016年にSKTに見いだされ移籍。ここから彼の全盛期が始まります。

・LCK 2016 Spring Split 優勝
・MSI2016 優勝
・WCS2016 優勝
・LCK 2017 Spring 優勝
・MSI2017 優勝
・LCK 2017 Summer 準優勝
・WCS 2017 準優勝

これら華々しい栄光のほぼ全てに、彼はジャングラーとして貢献していました。


更に、こういった確かな実績のみならず、彼は

・LCK2017Summer Playoffs(Bo5) kt Rolster戦 スターターのジャングラー、Peanut選手が2連敗し崖っぷちの場面で交代、そこから3連勝して勝ち上がる
・LCK2017Spring・Summer・Rift Rivalsまで、出場したゲームで20連勝

といった半ば伝説的な記録を作り上げもしています。

 

以降、2018年もSKTのジャングラーとしてスターターを張りましたが、チームも彼自身も徐々に調子を落とし、2018年11月に契約を終了し休養期間に入りました。

 

今回は以上の様な経歴を持つBlank選手がLJLに来ることになったんです。
味方のリー・シンなのにめっちゃ丁寧にインセクしてくれるくらいのヤバさであることは理解してもらえると思います。

 

簡単ではありますが、実績について上記の通りまとめられましたので、最後に彼にまつわるトリビアをいくつか紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。


4.Blank選手のトリビア

彼が尊敬する選手は、彼の前にSKTのスタータージャングラーだったBengi選手。スプリットの間の休息期間すら練習していた彼に触発されたとのこと。
・非常に気さくで、ファンから親しみやすい選手として定評がある。
将来の夢は「『プロゲーマー』という言葉で一番に連想される選手になること」。あとお金持ちのビルオーナーにもなりたいそうです(笑)
・彼を表すミームとして、「612」というものがあります。これは昨年のLCKで、JGジャックスを使って38分戦い、出したダメージがたったの612だったことに由来します。

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2018 LCK Spring Week3 Game2 SK telecom T1 vs Afreeca Freecs戦。DPM(1分当たりの敵チャンプへのダメージ)は驚異の約15ダメージ。


5.おわりに

あと2週間程でLJL 2019 Summer Splitが開幕します。
まだ各チームのロースターが発表されていませんが、ジャングラー対決ではまず間違いなくSengoku Gamingが覇権を取るでしょう。

 

が、私はそれを楽しみにしています。


LJLはかつて韓国人選手に幾度となくドミネートされました。古くはDetonatioN FocusMe所属だったCatch選手やDayDream選手、Unsold Stuff Gaming所属だったRemind選手等、枚挙にいとまがありません。

 

しかし、そのたびにLJLは強くなってきました。昨年のWCSではベスト4にまで残ったCloud9相手にあと一歩まで迫り、今年のMSIではなかなか勝てなかった国際戦でDFMが初の勝ち越しを決めました。


そんなLJLが、Blank選手という、間違いなく史上最強の猛獣にどう立ち向かい、どう成長するのか。


本当に今から楽しみでなりません!