思い出に残っている名実況って、ありますか?
実況というお仕事って、単に「起こったこと・これから起こることを説明するもの」というだけでなく、言葉のチョイスや説明の仕方によって「選手たちが繰り広げたドラマに更なる彩り(いろどり)を添えるもの」だと思います。
そして、LJLの実況者は各人でその「彩り方」が少しずつ違っていて、とても良い個性になっていますよね。
さて、私が2016年の夏にLJLを視聴し始めて、ちょうど地球が太陽の周りをぐるぐる3回り。
数えきれないほどの喜びと悲しみのドラマをモニター越しに、そして現地で直接見てきました。
今日は、そんな中でも特に私の心に残っている「各実況者の色が出た」名実況を紹介させてください。
なお、カッコ内には該当の実況がなされた試合を記載しています。これを機にぜひ一度ご覧いただけるととても嬉しいです。
- 1.eyesさん(LJL 2016 Summer Sprit Round3 Match3 Game3 DFM vs 7h)
- 2.katsudionさん(LJL CS 2018 Spring Split Round9 V3N vs CGA)
- 3.Jaegerさん(MSI2019 Knockout Stage Semifinal iG vs TL Game2)
- 4.象先輩(2019 LCK Summer PROMOTION BRACKET Day1 kt vs VSG)
- 5.おまけ:Revolさん(Worlds 2018 Play-In Groups Day3 Game7 DFM vs KBM)
- 6.更なるおまけ:Day1さん(LJL CS 2018 Spring Split Round9 SGL vs AE)
1.eyesさん(LJL 2016 Summer Sprit Round3 Match3 Game3 DFM vs 7h)
eyesさんの実況の特徴の一つといえば、通常時の冷静な語り口調と重要な場面での情熱的な語り口調のギャップ。
そのギャップが遺憾なく発揮された名実況がこちらです。
【ゲームの状況】
2016年のSpring Splitを全勝で終え、名実ともに最強の称号を手にしていたDetonatioN FocusMe。Summer Splitの最初の注目点は「どのチームが強いか?」ではなく、もはや「どのチームが最初にDFMに土をつけるか?」になっていました。
そんな空気の中始まったDetonatioN FocusMe vs 7th heaven戦。戦いは3ゲーム目までもつれ込み、36分の段階でグローバルゴールドはDFMが3.5kのリード。
ゲームは終始、DFMのADCが11/0/2とスノーボールを続けるのを「有利を付けられると耐えるのが苦手」とrevolさんに評された7hがひたすら耐え忍ぶという、7hにとって非常に辛いゲームでした。
そんな最中、味方の代わりにダメージをタンクし続けたTopタム・ケンチがついにデッド。4 vs 5の人数有利を作ったDFMはバロンの攻略を開始。
バロンスティール警戒も万全の態勢で、7hのJGレク=サイにバロンピット内へ入られないよう、マオカイのCCで時間稼ぎをし、更にはダメ押しでアリスターのW(頭突き)を食らわせはるか遠くへと追いやります。
レク=サイがバロンピットから引き離され、万事休すと思われた7hでしたが、バロンが倒しきられる直前にMidのツイステッド・フェイトがDFMのJGリー・シンをキル!
更にはJGレク=サイがEのブリンクとフラッシュで無理やりバロンピット内へ侵入し、奇跡のバロンスティール!
そんな状況でeyesさんが叫んだ実況です。
DayDream(DFM JG)が落ちた!
更にはCorn(7h JG)、フラッシュインでバロンを取った!
7th heaven逆転だ!逆転の目があるぞ!
(中略)
逆転の、逆転の目がここにあった!
我慢した!粘り強さ!
Revolさんがおっしゃった粘り強さがここにはありましたよ!
2.katsudionさん(LJL CS 2018 Spring Split Round9 V3N vs CGA)
katsudionさんの実況の面白さの一つといえば、その豊富なバックストーリーの知識を下地にした、表現のバリエーション。
その特徴がとてもカッコよく出た名実況がこちらです。
【ゲームの状況】
ゲーム時間は17分。互いに主導権を握りきれない状況が続く中、V3 New GenerationsのMidベイガーはCrest Gaming ActのMidスウェインをスタンさせ、大ダメージを与えることに成功します。
これぞ好機とばかりにブッシュから飛び出したV3NのJGオラフでしたが、全てはCGAの計画通り。CGAのスウェインがUltによる回復でギリギリまで耐えている間に、Supタム・ケンチがADCのジンを連れて集団戦に駆けつけます。
人数不利を見て取り逃げ出したV3NのJGオラフの背中にジンが愛銃「囁き」を突きつけたとき、銃弾と同時にkatsudionさんからも名実況が飛び出しました。
さぁここで体力が減ったLavie(CGA Mid)に対してKaren(V3N JG)が飛び込んでいく!
アルティメットは展開している、回復していく!回復していく!
そしてRecap(V3N Mid)はフラッシュがないので手が出せない!
まただ、そしてフィナーレ展開!
「命は死をもって芸術へと昇華する」!
3.Jaegerさん(MSI2019 Knockout Stage Semifinal iG vs TL Game2)
緊張した面持ちで言葉少なだった時代も今は昔、わずか半年前にLJL実況デビューしたとは思えない様な、カ=ジックス並の進化を続けるJaegerさん。
そんなJaegerさんの特徴の一つは、非常に込み入った集団戦の中でも正確に・重要な情報を、使われたスキル名まで含めて余すことなく伝えるその正確性。
その特性は世界戦の大舞台で大きく花開きました。
(あと、個人的にJaegerさんの集団戦実況時の声質がとてもたまらなく大変非常にカッコよくて、もうなんというか大好きです……!)
【ゲームの状況】
・invictus Gaming vs Team Liquid。
・中国 vs 北米。
・昨年の世界大会覇者 vs グループステージ落ち。
「iG勝利の未来が見えてるよ」なんて言われていたこの組み合わせで、Team Liquidは神懸かったパフォーマンスを見せつけました。
ゲーム内(Game2)の状況では、Game1を先取したTLがグローバルゴールド差を4k付けられる中でも局所的な有利を作り出しバロンを獲得。その後のタワーシージの中で2キルを獲得するも、集団戦・オブジェクト獲得の両方の要であるADCを落とされてしまいます。
ADCがおらずとも、人数差の有利を盾にネクサスまで迫ろうとするTL。それをなんとか防ごうとするiG。そんな中でなされたJaegerさんの実況です。
CoreJJ行った!
氷河の裂溝!
JackeyLove!
拉致ィ!届いた!
ただ、JackeyLove!?
ヴォイドラッシュ、Xmithie!
守るBaolanもそのまま持って行った、Team Liquid 2キル獲得!
4.象先輩(2019 LCK Summer PROMOTION BRACKET Day1 kt vs VSG)
象先輩の実況の楽しみといえばその独特な台詞回しとらいじんさんへの定期的なイジリ。
皆さんもご存知かと思いますが、おそらくその独自性がもっとも際立った実況はこのシーンを置いて他にないでしょう。
【ゲームの状況】
韓国リーグの超名門、kt Rolsterは苦境に立たされていました。
2018年の国内リーグ優勝から一転、2019 Spring Splitは2部リーグとの入れ替え戦BO5に臨むことに。
その大事な初戦、ktはグローバルゴールド差7.5kを付け、更にバロンまで取っている非常に有利な状況でTopインヒビタータワーのシージを開始。
しかし、1部リーグへの昇格を望むVSGのMidリサンドラによって集団戦の要の一人であるBotブラッドミアが何もできず落とされてしまいます。
完璧にエンゲージされ、戦うしかないkt。その時チームを救ったのはチームの中心、Bdd選手のMidアジールでした。
入っていったRuby(VSG Mid)、フローズングレイブで固める動きからなんとかZenitを落とすことは成功しました!
Score(kt JG)が中に入ってきたタイミングでRubyはストップウォッチを使うことに……しかしここでBdd(kt Mid)の皇帝の分砂嶺!
完全にこれは皇帝だBdd!
そのままダメージを出し切ってキルを回収しているのはSmeb(kt Top)とBddだ!
皇帝が流してSmebが回収する、流しそうめんの出来上がり!皇帝流しそうめん!
そのままkt Rolsterがネクサスに走るー!
5.おまけ:Revolさん(Worlds 2018 Play-In Groups Day3 Game7 DFM vs KBM)
revolさんは実況者ではないですが、私がとても好きなシーンなのでおまけで掲載。
普段は常に冷静で、情熱的に解説するときであっても常に理性的な語り口調を忘れず話し続けるRevolさんが、珍しく感情だけを前面に押し出して叫んだシーンです。
エンドが行ける!
エンドが行ける!エンド行ける!
エンドだ!エンドだー!!!
6.更なるおまけ:Day1さん(LJL CS 2018 Spring Split Round9 SGL vs AE)
Day1ファンボとしてはこの言葉を紹介せずにはいられない。
凱旋……ッ!!!
この記事見れば大体わかる!LJL全チーム スターター選手解説!!
6月15日(土)午後1時から始まるLJL 2019 Summer Split。
5月末にSengoku Gamingへ元SKTelecom T1所属*1であったBlank選手加入の報があって以来、少しおとなしくなっていたロスター*2情報界隈でしたが、ついに全チームの情報が出そろいました。
ついては、スターター登録されている全選手40人(+4人おまけ)について、
- これまで歩んできた経歴の紹介
- 知っておくと試合がもっと楽しめる豆知識
- これだけは見ておきたい名プレイ
をまとめましたので、是非ご覧ください!
なお、本記事は「LJLを初めて見る人」でもわかるように書いています。LoLの専門用語や一般に馴染みのない単語については、注釈*3(左についてる*3をクリック!)をご覧ください。
また、もしわからない単語があれば、「○○って単語の意味がわからない~」ってコメントをもらえればすぐに対応しますー。
それでは、早速始めていきましょう!
- 1.DetonatioN FocusMe(昨季優勝 20勝1敗 Twitter:@team_detonation)
- 2.Unsold Stuff Gaming(昨季準優勝 12勝9敗 Twitter:@UnsoldStuff)
- 3.Crest Gaming Act(昨季3位 15勝6敗 Twitter:@crest_gaming )
- 4.Sengoku Gaming(昨季4位 10勝11敗 Twitter:@Sengoku_Gaming )
- 5.Burning Core(昨季5位 9勝12敗 Twitter:@burning_core)
- 6.V3 Esports(昨季6位 8勝13敗 Twitter:@V3EsportsJP )
- 7.Rascal Jester(昨季7位 7勝14敗 Twitter:@RascalJester)
- 8.AXIZ(昨季8位 3勝18敗 Twitter:@AXIZ_gg)
- 9.おわりに
1.DetonatioN FocusMe(昨季優勝 20勝1敗 Twitter:@team_detonation)
Top:Evi
紹介
元々はタンクチャンピオンが得意だったが、カミールやランブルといったファイターを使い始めた2017年に才能が爆発。現時点でのKRサーバ*4における日本人最高到達順位記録保持者(筆者が確認できたタイミングで35位)。満場一致でLJL史上最強のTopレーナー。
豆知識
ポケットピック*5としてタム・ケンチを持っている(エビ・ケンチと呼ばれる)。
JGのSteal選手とは大の仲良しで、(実際にはしていないにもかかわらず)二人の掛け合い漫才から、「とりあえずStealを殴るキャラ」として一部では定着している。
名プレイ
カミールによるタワー下でのキャッチに注目!
JG:Steal
紹介
韓国人選手。LCK(韓国リーグ)の超名門、KT Rolsterに練習生として所属したり、LEC(ヨーロッパリーグ)の2部で経験を積んだ後、2017年 Summer SplitにLJLデビュー。
オールマイティな技術を持つが、特に視界を取って大局的な戦略を組み立てることが得意。
豆知識
得意チャンプはノクターン。
日本語が流暢。口癖は「(相手のJG等と1vs1になったとき等に)おまえじしんあるー?」。
TopのEvi選手とめっちゃ仲良しで、殴られていないにも関わらず「Eviくんなぐらないで」と発言することで一部の界隈では有名。
名プレイ
多分世界で唯一、三角飛びができるノクターン。
Mid:Ceros
紹介
LJL創立時代からプレイしている最古参プレイヤーの一人。通称Midの皇帝。チャンピオンプール(使用できるチャンピオンの数)が異様に広く、Midレーンであらゆるチャンピオンを使いこなす。
豆知識
得意チャンプはハイマーディンガーとジグス。最近はサイラスも追加された。
プレイ環境を整えるために、モニター位置等を定規で測ることで有名。
あと、ドラフト開始前の待機時間中はよく瞑想している。
名プレイ
国際大会で見せた、サイラスでの1 vs 2のカウンター!
ADC:Yutapon
紹介
Cerosと同じくLJL最古参の一人。通称「若き天才」。ADCにもかかわらずメイジやファイター(特にブラッドミア)の扱いも得意で、チャンピオンプールが非常に広い。2018年までは大学のある愛知から通っていたが、卒業と同時にゲーミングハウス*6へ入った。
豆知識
昔Topレーナーを務めていたことがある。その際も国内大会の決勝戦まで上りつめており、複数のレーンでトップクラスの実力を誇る稀有な選手。
名プレイ
エズリアルを縦横無尽にブリンクさせてのペンタキル!
Sup:Gaeng
紹介
韓国人選手。LCK(韓国リーグ)の1部リーグに籍を置くAfreeca Freecsの練習生や国内の他チームを経て、DetonatioN FocusMeへ所属。
ラカンのような「仕掛ける」チャンピオンからブラウムのような「味方を守る」チャンピオンまで幅広くこなす、昨季のLJLにおいて最強を誇ったSup。
豆知識
目立つチャンピオンが好き。Supportをやっていて楽しいのは、レーンで自ら仕掛けてADCが相手を仕留めたとき。
あと、弟がそっくりでめっちゃかわいい。
名プレイ
レーン戦でジンにモルガナのQを当て、アリスターが仕掛けてくるのを見てから自身にシールドを付け、Ultで相手をゾーニングした後はもう一度Qを相手のJGに当てる。美しい。。。
Sub(Mid):Ramune ※昨季にメインで出場した選手なので例外的に掲載
紹介
Crest Gaming Actのhachamecha選手と共にアマチュア大会で優勝、PENTAGRAM*7でデビュー。世界大会にも出場したが、PENTAGRAM解散のタイミングでDetonatioN FocusMeへSubとして移籍。
ただ、DetonatioN FocusMeのSubは控えではない。いつ出場してきてもおかしくない、日本有数の実力者。
豆知識
デビュー戦において使用したオリアナのUlt(ショックウェーブ)があまりにも当たらなかったせいで「Ramuneった(オリアナのUltが相手に当たらないの意)」というネタを持っている、一方で、そんな散々なデビューの末に成長したことから「主人公」という称号も。
名プレイ
アジールを使った見事なシュリーマシャッフル!
2.Unsold Stuff Gaming(昨季準優勝 12勝9敗 Twitter:@UnsoldStuff)
Top:Arumik(Subから昇格)
紹介
2017年はHarmoniX Gaming、2018年はAKIHABARA ENCOUNTでLJL CS*8に挑戦(いずれも1部昇格はならず)。2019年からはUnsold Stuff GamingのSub Topに登録されていた。
豆知識
サモナーネームのArumikは、本名の木村(Kimura)を逆から書いたもの。
名プレイ
グローバルゴールド差を8k付けられても、無理やりバロンピットに入ってスティールしていくチョ=ガス!
JG:Tussle
紹介
韓国人選手。LJL韓国人選手の中では最も古株の一人で、Unsold Stuff Gamingのリーダー的存在。
2016年まではリー・シン等のいわゆる「一人でゲームを動かすチャンプ」を好んだが、国際大会の経験を得て、2017年からはセジュアニ等のタンクチャンプも使えるようになり、一気に選手としての幅が広がった。
精神的には脆くも強くもあり、すぐへこんですぐ復活する。
豆知識
既婚者プロゲーマー(妻の愛希さんと息子の希龍くんが家族)。
昔は良いプレイをした後に「This is Tussle!」と叫ぶのが口癖だった。
あと、バロンスティール*9がめちゃくちゃ得意で、スティールされるのもめちゃくちゃ得意。
名プレイ
ザックを使ったぶっとびスライムから乾坤一擲、バロンスティール!
Mid:Dasher
紹介
2019年からLJLデビュー。それまではLCK(韓国リーグ)2部のES Sharksで活躍。チームからも、コミュニケーション、判断力、個人技どれをとっても非常な信頼を置かれている。
豆知識
ライズが得意で、ターゲットバン*10される回数が非常に多い。
名プレイ
チームのピンチを救う、イレリアを使ったクアドラキル!
ADC:Keymaker
紹介
LJLデビューは早咲きの2015年。その後しばらくLJLCSで1部昇格に挑戦したのち、V3 Esportsにて1部にカムバックを果たした。元々は実力差を感じていた他のADCとの差別化を図るためにメイジピックをし始めたが、今では立派な武器となり、他チームにとって非常な脅威となっている。
豆知識
名前の元ネタは、卍LINEさんの曲名。
名プレイ
トゥイッチを使って相手のトリスターナをフラッシュインできっちり落とした後は、ひたすらダメージを出し続ける!
Sup:Enty
紹介
Unsold Stuff Gamingの古株選手。LoLを初めてすぐにNA(北米)サーバでチャレンジャーに到達する等、早熟型の天才。スレッシュ・パイクといったフック系チャンプが非常に得意。
豆知識
韓国語が堪能で、LCK(韓国リーグ)へ留学し、Afreeca Freecsのハウスを訪問したことがある。
名プレイ
パイクを使った二連フック!
Sub(Top):apaMEN ※昨季にメインで出場した選手なので例外的に掲載
紹介
LJLの中でも最古参の一人。レーン戦が非常に安定している選手として知られていたが、2019年のSpringは安定どころか対面に常に有利を付ける(但しEvi選手を除く)形で勝ちまくっていた。
今季もスターター登録されるものと思われたが、Summer Split開催直前に身内の不幸に関する発表があり、数週間欠場することとなった。
豆知識
名言「バフないねんけど」。元ネタを知らない方は、是非下ふたつの動画をご覧ください。
なお、2016年の写真ではファイティングポーズを決めていたが、このポーズ、実はあんまり好きじゃなかった模様。
名プレイ
エイトロックスを使って、ペンタキルを取った上にバロンまでスティール!
3.Crest Gaming Act(昨季3位 15勝6敗 Twitter:@crest_gaming )
Top:Grendel(Supから転向)
紹介
2016年にLJL CS*11デビューを果たした古株だが、1部デビューは遅咲きの2019 Spring。
豆知識
昨季はSupport登録されており、相棒となるADCのArt選手(韓国人選手)が日本語に不慣れな時期にインタビューで(意見を受け入れてくれると言いたくて)「Grendelはよく従ってくれる」と発言したことから、あだ名が「忠犬」に。一時期、ソロQのサモナーネームが「ArtDog」だった。
名プレイ
味方ADCを守るために、スレッシュで完璧なQ、W、Eを見せる!
JG:hachamecha
紹介
Crest Gaming(現在はCrest Gaming Actにリネーム)を率いて2017年のアマチュア大会を優勝。その勢いで2017年 Spring SplitにLJL CS*12に出場するも、「KRサーバ*13のアカウントを不正に入手しプレイした」という競技ルール違反が発覚し、一時期出場停止に。その後もLJL CSの壁突破に挑戦し、2018年Summer Splitからついに1部昇格。
豆知識
過去は言動が問題視され、とにかくよく燃えた(ソロQ*14でロールを譲ってもらうのに「jgが俺よりうまいならご自由にどうぞ」と発言したりする等)。
しかし最近は彼女とのLINEのやり取りをツイッターにアップする等、ほのぼの路線に。見ていて非常にまったりする。
名プレイ
判定がものすごく狭いタリヤのノックアップで3人を打ち上げる!
Mid:Luna
紹介
韓国人選手。2019 Springでプロデビューし、いきなり3位を取ったMidレーナーの名手。
豆知識
プロチームを紹介する韓国のエージェンシー経由でCrest Gaming Actに入ったという珍しい経緯の持ち主。
互いの両親も認めるほど、外見がArt選手とすごく似ている。識別のため、2019 Springシーズン中は「前髪に分け目が無い方」担当(途中までだけど)。
名プレイ
アカリを使って、ルブランの体力を10割持っていく!
ADC:Art
紹介
韓国人選手。Art選手と同時期の2019 SpringにLJLデビュー。それまではLMS(台湾・マカオ・香港リーグ)の2部チーム、Team Afroに所属し、1部に引き上げた実績あり。
豆知識
フィリピン留学していた経験がある(なので日常会話レベルの英語ができる)。
外見がArt選手とすごく似ている。識別のため、2019 Springシーズン中は「前髪に分け目がある方」担当(でも途中からLunaも分け始めた)。
名プレイ
シヴィアを使っての非常にきれいなカイト!
Sup:atyamomo(Subから昇格、Topから転向)
紹介
2017年にRascal JesterのTopレーナーとしてLJLデビュー。1年の活躍ののち、2018年はCrest Gaming ActのSubとして移籍。今季は1年半ぶりのスターター復帰となる。
なお、2019年 Spring Splitに1試合だけSupportとして出場し、勝利している(vs AXIZ戦)。
豆知識
何故かDetonatioN FocusMeのEvi選手に対して相性がよく、複数回のソロキルを獲得している。
名プレイ
グラガスを使った、ミニオンシャワーまで考慮しての完璧なダメージ計算!
Sub(Top):Nap ※昨季にメインで出場した選手なので例外的に掲載
紹介
以前はLJLCS*15のチームに所属し、チームを1部に引き上げては脱退していたため、「LJLへの昇格請負人」という称号を持っていた。が、2018年にはついに逃げ切れずCrest Gaming Actにて1部デビュー。デビューシーズンこそ成績は振るわなかったものの、昨季は大活躍。
豆知識
大のグラブル好き。試合終了直後に楽屋でやっていることも。
あと、複数のチームメイトの証言によると「全然練習しないくせにうまい」。
得意チャンプはオラフ。どれくらいうまいかというと、↓の名プレイを見てください。
名プレイ
Nap The Solo Kill King!
4.Sengoku Gaming(昨季4位 10勝11敗 Twitter:@Sengoku_Gaming )
Top:Donshu(今季より初デビュー)
紹介
今季よりSengoku Gamingに所属した新進気鋭の高校生プレイヤー。
Scouting Grounds*16の最終選考会にも出場しておらず、事前情報が殆ど無い。
豆知識
得意チャンプはジャックス。
invictus Gaming*17へのインタビューやFaker選手*18のソロQ動画を翻訳する等、韓国語・中国語が堪能と思われる。
note.mu
JG:Blank(フリーエージェントから新規所属)
紹介
韓国人選手。元SK Telecom T1*19所属。名実ともにLJL史上最強のJG。彼の紹介については、あれこれ書くよりも実績を列挙した方がよっぽど説得力を持つ。
・LCK(韓国リーグ) 2016 Spring Split 優勝
・MSI(世界大会)2016 優勝
・WCS(世界大会)2016 優勝
・LCK(韓国リーグ) 2017 Spring 優勝
・MSI(世界大会)2017 優勝
・LCK(韓国リーグ) 2017 Summer 準優勝
・WCS (世界大会)2017 準優勝
豆知識
LCK(韓国リーグ)及びその後の国際大会を通算して、自身が出場したゲームで20連勝した記録を持つ。尊敬する選手はBengi(Blank選手と共にSK Telecom T1に所属していたジャングラー)。
あと、カラオケがうまい。
名プレイ
リー・シンを使ったハイパーinSec!
Mid:Taka
紹介
2019年にSengoku Gamingで1部デビュー。非常にメンタルが強くポジティブで、Sengoku Gamingの精神的支柱となっている。
豆知識
オーストラリア在住だった影響で日本語より英語の方が得意。
Blank選手と仲良し。でも試合中はめっちゃ怒られる。
昨季、ファンからの差し入れのあて先が韓国人プレイヤーばかりだったのをちょっと気にしている。
憧れはG2 Esports*20のMidレーナー、Caps選手。
名プレイ
ヤスオによるエルダードラゴンスティール!
ADC:OdduGi
紹介
韓国人選手。LCK(韓国リーグ)2部から移籍し、2019年にLJLへ参戦。
笑顔を絶やさず、ファンの事を常に考えているプロの鑑。
豆知識
中学生にしてスタークラフト*21の選手としてプロデビュー。スタークラフト2のプロとしても活躍した後、LoLに転向した経緯がある。
名プレイ
アグレッシブなケイトリンによるスーパープレー!
clips.twitch.tv
Sup:Raina
紹介
2019年にLJLデビュー。アリスターやスレッシュ、パイクといった仕掛けるチャンプが非常に得意。
豆知識
過去にもらった差し入れではビーフジャーキーが特に嬉しかった。
Crest Gaming ActのTop、Grendel選手をライバル視している(同時期デビューなので)。
名プレイ
パイクのスピードを縦横無尽に生かした機動の後、フラッシュインのスーパーフック!
Sub(Top):Reiya ※昨季にメインで出場した選手なので例外的に掲載
紹介
Burning Coreで1部デビュー。2019年にSengoku Gamingへ移籍。Kiin選手とKhan選手*22のゲームプレイを見て最近は練習中。
豆知識
一度は引退したものの、Burning CoreのTopレーナーがイレギュラーな事情で契約解除になったことから急遽復帰した過去がある。爬虫類好きでそれ用のアカウントもある(@reiyaReptiles )。
名プレイ
ブラッドミアでのこのダメージ!
5.Burning Core(昨季5位 9勝12敗 Twitter:@burning_core)
Top:RayFarky(V3 Esportsから移籍)
紹介
昨季までV3 EsportsのSub Topとして登録されていた選手。
今季、Rascal Jesterに移籍したcogcog選手の後釜として初めて1部デビューを飾ることとなった。
豆知識
昨季の終了後にSengoku Gamingのトライアウトを受けた関係で、同チームにBlank選手が加入することを知り、リークしたことで問題となった過去がある。
名プレイ
相手の甘いHP管理を許さない、ジェイスのオールイン!
JG:Once
紹介
韓国人選手。PENTAGRAM*23にて2018年のSpring SplitにLJLデビュー。それまではHong Kong Attitude*24に所属する等、他地域で活躍していた。
デビューしたシーズンからLJL優勝、翌Splitも3位に導くなど、実力は確か。
豆知識
アカメが斬るが好き。その影響で、以前はツイッターでゲーム開始前に(対戦相手等に向けて)「ほうむる。」と書いていた。
名プレイ
レベル2差あるにもかかわらず、完全にキルラインが見えていたリヴェン!
Mid:Roki
紹介
著名なアマチュア大会での優勝等の実績を引っ提げ、Rampage*25にて2016年Spring Splitにプロデビュー。Spring Splitに準優勝、Summer Splitに優勝を果たすも、同年中の競技ルール違反(チームと契約下にある他の選手に対して自身の新チーム設立のための引き抜き行為)を犯し、Rampageを脱退、2017年のSpring Splitも出場禁止に。しかし、2017年Summer SplitにはSCARZ*26にて競技シーンに復帰。以降、有力な日本人MidレーナーとしてLJLで活躍し続けている。
豆知識
得意チャンプはルブラン。デビューシーズンである2016 Spring Splitには、DetonatioN FocusMeのCeros選手を二度ソロキルする衝撃のデビューを飾った。
あと、2016年のクリスマスイブに彼女とディズニーシーでデートし、その際にアップした画像から、シーの当該場所が通称ロキポジ(Roki's Position)として界隈で親しまれている。
名プレイ
世界の名プレイランキングにも選ばれたルブランのスーパープレイ!
ADC:Yuhi(Subからスターターに昇格)
紹介
2018年にSunsisterReUnion*27でLJL CS*28に出場。
V3 Esportsに移籍したYutorimoyashi選手の後釜として、今季から実質的なデビューを飾ることとなった。
デッドせずにダメージを出すのが非常に巧く、ブリンク*29を持たないチャンピオンでもギリギリの攻防戦を繰り広げられる。
豆知識
昨季はBurning CoreのSub ADCとして登録されており、2ゲームだけLJL出場記録あり。
名プレイ
CCに捕まりながらも可能な限りダメージを出して1対1交換までもっていくカイ=サ!
Sup:Medic(今季より初デビュー)
紹介
韓国人選手。実質的に今季のLJLがプロデビューとなる。
豆知識
韓国人ながら、生まれはなんとサウジアラビア。加えて人生の半分以上を韓国以外で過ごしてきたということで、いろいろな国の人と仲良くなるのが得意。
6.V3 Esports(昨季6位 8勝13敗 Twitter:@V3EsportsJP )
Top:Paz
紹介
LJL最古参の一人。複数のチームで国際大会出場の経験がある実力者。
有利な対面の際にレーンを支配するのはもちろん、それ以上に不利な対面を迎えた際の耐えるレーンの作り方が非常に巧い。行くチーム行くチームで好かれるムードメーカー。
豆知識
昔JGとして出場していた時期がある。
あと、試合中はとても声を出す(是非オフライン観戦で確認しよう)。やっぱりムードメーカー。
名プレイ
決勝戦の最終ゲームで1 vs 2を捌くエコー!
JG:Baby(海外チームのahq e-Sports Clubから移籍)
紹介
韓国人選手。2018年にLJL CS*30でデビューすると、その後LMS(台湾・香港・マカオリーグ)でチームをプレイオフに導く。今季から再来日し、V3 Esportsのジャングラーとして登録されている。
豆知識
LJL CSにおいては驚異の10連勝を達成し、1部昇格戦に臨んだ(が、Crest Gaming Actに敗れ昇格ならず)
名プレイ
視界が非常に広く見えている、ノクターンのUlt!
Mid:Ace
紹介
アマチュア大会準優勝の実績を手にLJL CS*31へ出場、2019年Spring SplitからV3 EsportsのMidレーナーとして1部デビューを飾った。
豆知識
Sub Midとして、DetonatioN FocusMeに所属していた時期がある(但し出場履歴は無し)
名プレイ
レネクトンがBurning Coreのバックラインを破壊する!
ADC:Yutorimoyashi(Burning Coreから移籍)
紹介
LJL最古参の一人。複数回の国内大会優勝を経験している確かな実力者。2019 Spring Splitを最後に引退を発表していたが、その後撤回。Burning CoreからV3 Esportsに移籍し、カムバックを果たした。
豆知識
過去にはTopを担当していた時期がある。
名前が非常に長いので、使用文字制限の都合上、チーム名が2文字のときはYutorimoyashi、3文字の時はYutorimoyasiと使い分けている。
学生時代のあだ名は「のぐ」。
名プレイ
一生ブリンクし続けクアドラキルを奪うルシアン!
Sup:viviD
紹介
韓国人選手。2016年にDetonatioN FocusMeでLJLデビュー。ブラウム等のタンキーチャンプを使わせればおそらくLJLでナンバーワン。
豆知識
昔はEternalと名乗っていた。笑顔が死ぬほどかわいい(筆者調べ)
名プレイ
国際戦、勝負を決定づけるブラウムの4マンノックアップ!
7.Rascal Jester(昨季7位 7勝14敗 Twitter:@RascalJester)
Top:cogcog(Burning Coreから移籍)
紹介
LJL最古参の一人。公式戦デビューをRascal Jesterで飾り、その後さまざまなチームを渡り歩いてきた彼が、ついに故郷へ凱旋することとなった。
幅広い役割をこなす、万能型の選手。
豆知識
師匠はUnsold Stuff GamingのapaMEN選手で、Topのいろはを教わった。彼が「師匠を超えたんじゃないか」等とビッグマウスを吹くと、apaMEN選手も2019年 SpringのMVP表彰で「(cogcogは俺に対する)リスペクトが足りてない」とやり返す等、師弟の仲は健在のよう。
名プレイ
絶対に避けられないフックショット+フラッシュで、相手のトリスターナを一瞬で落としきるカミール!
JG:Wyvern
紹介
韓国人選手。愛嬌があり、RJの愛されペットキャラ。
とにかくアグレッシブなジャングラーで、Wyvern選手がいる・いないでチームカラーがガラッと変わるほど。バロンやドラゴンスティール*32の名手。
豆知識
チームメイトからはよくジョンギュン(本名)と呼ばれている。
現在Kingzone DragonX*33で名実ともに超一流Topレーナーとして活躍しているRascal選手をRascal Jesterに引っ張ってきたのは誰あろうWyvern選手(中国の3部チームから引っ張ってきた)。
名プレイ
こんなのみたことない!ザックでドラゴンをスーパースティール!
Mid:Ninja(フリーエージェントから新規所属)
紹介
2014年に海外でプロデビューした歴戦のプレイヤー。
LPL(中国リーグ)では超名門のTeam WE、LCS(北米リーグ)では1部チームのTeam EnVyUs*34の正Midレーナーを務めた経験を持つ、間違いない実力者。
豆知識
ジェイスという、およそ集団戦に向かないチャンピオンでペンタキルを取ったことのある珍しい選手。
名プレイ
豆知識にも書いた、ジェイスでのペンタキル!
ADC:Zerost(V3 Esportsから移籍)
紹介
LJL最古参の一人。非常に多くのチームを渡り歩いてきた選手で、DetonatioN RabbitFive*35→DetonatioN FocusMe→Team BlackEye*36→DetonatioN FocusMe→Burning Core→Sengoku Gaming Legends*37→Smash It Down*38→V3 Esportsとかれこれ8チームの移籍を経験し、今回が9チーム目となる。
不思議な愛嬌がある選手で、ファンが非常に多い。
豆知識
2016年 Team BlackEyeに所属の間だけ、サモナーネームをSwizzleに変えてプレイしていた。
名プレイ
グローバルゴールド差が9kあっても無理やりトリプルキルをもぎ取っていくケイトリン!
Sup:Alleycat(Topから転向)
紹介
2016年にSCARZ*39でLJLデビュー。2017年以降はRascal Jester一本で活躍中。様々なロールで登録された経験がある。
豆知識
Alleycatは「野良猫」という意味。
なお、自ら「浪速のMidレーナー」と名乗っていた過去がある↓↓↓
名プレイ
実況も声をそろえる、オーンを使ったAlleycat選手のゾーニング!
8.AXIZ(昨季8位 3勝18敗 Twitter:@AXIZ_gg)
Top:uinyan
紹介
2019年Spring SplitにAXIZでデビューしたルーキー。
デビュー当初は重量級の他チームTopレーナーに翻弄される姿が見えたものの、シーズン中盤からは安定化。ケネンをピックした際の見事なエンゲージ*40を見せる等、今シーズンでのさらなる成長が期待される。
豆知識
東京大学出身。2年終了段階で休学中。でも自称「頭脳より筋肉寄り」で、言われたい言葉は「uinyanあたまわるい」。
Topレーナーにもかかわらずモルデカイザーが得意で、学生リーグで暴れた。(動画をご覧ください)
名プレイ
負け戦を完全にひっくり返したエイトロックス!
JG:Smile(Sengoku Gamingから移籍)
紹介
2017年のSpring SplitまでLCK(韓国リーグ)2部で経験を積み、2017年 Summer SplitにV3 EsportsにてLJLデビュー。
豆知識
サモナーネーム「Smile」は、「楽しみながらゲームしよう」という意味を込めてつけたもの。
グラガスの扱いが非常に得意で、KRサーバ*41で80位にまで上り詰めた実績を持つ。
名プレイ
タンクの後ろに隠れている相手のゼドにグラガスのE(ボディスラム)を当てるため、フラッシュで角度を変えての見事な対応が光る!
Mid:Gariaru
紹介
Unsold Stuff GamingのSub Midとして2017年のSpring Splitに1部デビュー。
2018年 Spring Splitにスターターを勝ち取ると、Summer SplitにおいてUnsold Stuff Gamingを初の決勝戦進出に導く(対DetonatioN FocusMe。結果は1-3で敗退)。その時の敗北の涙は印象的。
2019年Spring SplitからAXIZに移籍。スターターとして活躍中。
豆知識
過去にFateという名前でロスター登録していた時期がある。その名の通り、ツイステッドフェイトが好き。
名プレイ
アカリの甘い立ち位置を見逃さず、エイトロックスでソロキル!
ADC:Day1
紹介
LJL最古参プレイヤーの一人。
2017年のSpring Splitまで選手として活躍後、katsudionさんの相方として解説者に。その後1年半にわたって実況解説の舞台に立っていたものの、「戦いのピリピリ感」が忘れられず、2019年Spring Splitから選手に復帰。
選手としてもキャスターとしても万人に愛される、非常に稀有な人物。
豆知識
昔はアッシュのアローがあまりにも当たらないことで有名だった。そのためアッシュをピックするだけでファンから喜ばれる。
服の趣味が特徴的。引用記事の服装にいたっては通称「袈裟切り」と呼ばれている。
ちなみに高校の頃のあだ名はシラバス。(みんなに配るシラバスを持たされたのがきっかけ)
名プレイ
フラッシュをギリギリまで我慢し、 ヘカリムのUltを避けきった完璧なカイト!
Sup:Lago(フリーエージェントから新規所属)
紹介
2018年のSpring Split、Summer SplitはAKIHABARA ENCOUNT*42に所属し、LJL CS*43からの昇格を目指すもV3 Esportsに敗北。以後、活動休止していたが、今回AXIZへの移籍が決まりついにLJLデビューを飾ることとなった。
豆知識
プロ経験は少ないものの、ラカンやタム・ケンチ、ブラウムといったメジャーなチャンピオンだけでなく、ジャンナやバードといった珍しいチャンプまで使いこなすだけの実力を持つ。
名プレイ
バードのUlt、運命の調律で相手のジャングラーを止め、バロンスティールを完璧に防ぐ!
9.おわりに
全スターター選手の紹介、楽しんでいただけましたか?
この記事を書くために手元の資料をたくさん見直したり各選手の名プレイを思い出しながら(古いのだと2016年のものから!)動画を探しているうちに、懐かしい記憶がよみがえってきて 、私自身はとても楽しかったです!
私が感じたこの楽しさと同じくらい、この記事を読んでくれたみんなも楽しい気持ちになってくれたなら、すごく嬉しい!
それでは、LJLが開始するまであと3日。一緒にワクワクしながら待ちましょうー!
*1:これまで8回開催された、当年の世界最強チームを決めるWorld Championshipにおいて歴代最多の3回優勝を誇る、自他共に認める超名門チーム
*2:チームに登録されている選手のこと
*3:これが注釈です。
*4:韓国に置かれているサーバのこと。毎年、世界大会の時期になると各国のプロプレイヤーたちが修行に来るほどにレベルが高いサーバとして有名
*5:「一般にはピックされないが、その人が使うと強い」チャンピオンの事
*6:チームメイトと共に入る寄宿舎のこと。一般に、選手達は共に寝泊まりし、机を並べて練習し、顔を突き合わせて練習のフィードバックを行う。
*7:過去に存在したLJLのチーム
*8:かつて存在した、LJLの2部リーグのこと
*9:相手が取ろうとしているバロンを横取りすること
*10:特定の選手があまりに得意で、使用されると負けてしまうためバンすること
*11:かつて存在した、LJLの2部リーグのこと
*12:かつて存在した、LJLの2部リーグのこと
*13:韓国に置かれているサーバのこと。毎年、世界大会の時期になると各国のプロプレイヤーたちが修行に来るほどにレベルが高いサーバとして有名
*14:チームを組まず、一人(ソロ)でゲームを行うこと
*15:かつて存在した、LJLの2部リーグのこと
*16:今年から始まった、国内の有力プレイヤーを発掘する公式イベント
*17:昨年の世界大会を優勝した超強豪チーム
*18:LoL界で世界一の実績を持つ、LoL史上最強の一人に数えられる選手
*19:これまで8回開催された、当年の世界最強チームを決めるWorld Championshipにおいて歴代最多の3回優勝を誇る、自他共に認める超名門チーム
*20:2019年の国際大会で優勝したヨーロッパのチーム
*21:世界中、特に韓国で爆発的な人気を博したリアルタイムストラテジーゲーム
*22:ともにLCK(韓国リーグ)でトップクラスのTopレーナー
*23:過去に存在したLJLのチーム
*25:過去に存在したLJLのチーム
*26:現在はBCに合併されたチーム
*27:解散済のチーム
*28:かつて存在した、LJLの2部リーグのこと
*29:移動スキルのこと
*30:かつて存在した、LJLの2部リーグのこと
*31:かつて存在した、LJLの2部リーグのこと
*32:相手が取ろうとしているバロンやドラゴンを横取りすること
*33:LCK(韓国リーグ)で上位を走る、超有力チーム
*34:解散済の海外チーム
*35:解散済の国内チーム
*36:解散済の国内チーム
*37:現在のSengoku Gaming
*38:解散済の国内チーム
*39:解散済の国内チーム
*40:集団戦を起こすきっかけづくり
*41:韓国に置かれているサーバのこと。毎年、世界大会の時期になると各国のプロプレイヤーたちが修行に来るほどにレベルが高いサーバとして有名
*42:国内チーム。現在は休止中
*43:かつて存在した、LJLの2部リーグのこと
(多分)どこよりも情報過多なSengoku Gaming新ロースター発表会レポート!
先日、Sengoku Gaming(以下、SG)に世界的ブランド力を持つBlank選手とPoohManDuコーチが加入するとの一報が流れました。
このニュースを見たとき、私は真っ先に思いました。「SGよ、どこからそんなゴールドが出てきた?ねこばばか?ずるいゴールド袋から110ゴールドせしめたのか?」
だってBlankですよ!?PoohManDuですよ!?世界中のチームが喉から手が出る程欲しいであろう人材をどうやって!?
きっと、ロゴの骸骨武者が夜な夜なスポンサーの枕元に立っているに違いねぇ。
(そんな疑惑もこの記事を読めば氷解するよ!)
ところで、そちらのニュースと同時に、こんなニュースが流れていたのを皆さんはご存じだったでしょうか?
SGによる、League of Legends部門 新ロースター発表会のご案内。
この記事を一目見た瞬間、あきのは思いました。「全世界を犠牲にしてでも見に行きてぇ。」
しかしよくよく見ると↓↓↓
「こちらの発表会は取材・報道関係者の方のみご入場頂けるイベントとなっております。」
「こちらの発表会は取材・報道関係者の方のみご入場頂けるイベントとなっております。」
糸冬
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制作・著作 NHK
そんなわけで、一介のツイッタラーに過ぎない私はしょんぼりと先週末を迎えていたのですが、SGのマネージャーの土屋さん(Twitter:@R_T_0713)から突然連絡が。
曰く、「来週火曜日に新ロースター発表会を催すんですが、来れたりしますか?」と。
私はすぐさまこう返しました。「行きます」と。
みなさん、SGは、お財布事情をずるいゴールド袋と表現したりロゴの武者をイジったりするツイッタラーでも快く招待してくださる素晴らしいチームです。これだけは真実を伝えたかった。
なお、火曜日は朝から晩まで割とヤバいレベルでヤバい内容の仕事が詰まっていましたが、Faker選手ばりの華麗なシュリーマシャッフルで全て向こう側へ投げやりました。多分人生最高のシュリーマシャッフルになると思います。
- 1.あきの、あきばの大地に立つ
- 2.会場にはおどろきがいっぱい
- 3.新ロースター発表開始、ニューフェイスの紹介
- 4.既存メンバーの紹介、そしていつものOdduGi
- 5.質疑応答
- 6.フォトセッション
- 7.おわりに
1.あきの、あきばの大地に立つ
東京は秋葉原。神戸在住のあきのは新幹線ではるばる東京までやってまいりました。
ところで、ここがどこかわかりますか?
ここが本日の会場、e-sports SQUARE AKIHABARAでございます。
LJL2015のオフライン観戦イベントをやったりと、LJLとは古くから関係の深いところであるこの地で、SGの新ロースター発表会は行われます。
それにしてもまさかBlank選手やPoohManDuコーチを生で見られる機会がシーズン開始より先に来ようとは。
とんでもない運の使い方をしてしまったので、もう一生私のLoL人生においてツイステッド・フェイトのパッシブは1ゴールドしか落とさないでしょう。でも後悔は無ぇ。
2.会場にはおどろきがいっぱい
開場は午後1時30分、発表会は午後2時からだったので少し時間が。
周りを見渡してみると、スーツを着用された方(記者の方々)や有名ストリーマーの方々ばかりで、あきのがここに立っているのは非常に場違い感が。
私、ほんとにここにいていいのかしら。。。
そんなこんなしているとあっという間に午後2時。新ロースター発表会が始まりました。
3.新ロースター発表開始、ニューフェイスの紹介
(1)代表取締役からのスピーチ
最初に代表取締役の岩元さんから以下の通りスピーチがありました。
・LJLのリーグ体制変更に伴う1部チームの公募に無事通過し、今年1月からLJLへ挑戦し始めた。
・今期は多くのスポンサー支援も賜り、大型選手の獲得も出来た。今季はLJL優勝、そしてWCS出場を目指していく。
・新スポンサーとして、株式会社QTNet(企業サイト)とサントリー(企業サイト)に加入いただいた。
・Blank選手とPoohManDuコーチの加入については、代表取締役が韓国に行ってBlank選手と直接交渉した。PoohManDuコーチはBlank選手が推薦し、加入した経緯がある。
そんなスピーチの後、岩元さんからBlank選手とPoohManDuコーチにユニフォームの授与が。
PoohManDuコーチ、体格が良すぎてユニフォームがパッツンパッツン。まさかのボタンを留められない事態が発生。
(2)新メンバーの紹介。Blankかわいすぎ!
概要は以下の通りです。(カッコ内はツイッターアカウントのリンクになっています)
①Blank選手(@Blanklol98)
当日のコメント:はじめまして、わたしはせんごくゲーミングのじゃんぐる、Blankです。どうぞよろしくおねがいします(ここまで日本語)。今回LJLでいい成績を収めてファンの期待に応えたいと思います。
日本語でお話ししてくれました!かわいすぎる。
Blank選手は言わずと知れた元SKT所属の超一流ジャングラー。満場一致でLJL史上最高のビッグネームでしょう。
彼については、経歴等をまとめた記事を以前執筆しましたので、是非ご覧ください(ダイレクトマーケティング
②PoohManDuコーチ(@pmdlol)
当日のコメント:こんにちは、SGに入ったPoohManDuです。Summer Splitということで、WCS出場を目標に頑張りたいと思います。
元SKT・iG・MSFでコーチをしていた、言わずと知れた超一流コーチ(現役時代はSup)。
彼については、経歴等をまとめた(以下略
なお、ロースター発表会には出席されませんでしたが、以下の方々もSGに加入されています。
③DonShu選手(当日不参加:@ookiiki8659)
TopレーナーのSubとして加入。
(同選手については前情報が非常に少なく、収集しきれませんでした、ごめんなさい!)
④Eugeo選手(当日不参加:@AurEugeo)
MidレーナーのSubとして加入。
今年から開催されている、新たなプレイヤーを発掘するための公式イベント「Scouting Grounds」に出場し、SG所属を勝ち取った異色の経歴の持ち主です。(これからは当たり前になっていくのかしら。。。)
リサンドラ、エイトロックス、カシオペア、イレリア、カミール等の幅広いチャンピオンプールを持ち、上述のScouting Groundsでは見事なリサンドラのプレイを決める等、将来有望な選手と言えるでしょう。
↓に参考となるTwitchのクリップを張り付けているので是非ご覧ください。
⑤Karenさん(当日不参加:@K4ren123)
Karenさんは過去にV3 New Generation(V3 Esportsの二部チーム)に所属し、JGとして活躍されていた韓国人の方です。
KRサーバでもマスター帯まで上り詰めた実力を持ち、かつ日本語・韓国語共に流暢であることから、今回、チーム内の通訳として加入することとなりました。
eSportsにおける通訳には、単なる言葉の翻訳能力のみならずゲームに関する深い知識が必要となるわけですが、その点でもKarenさんは十分に条件を満たしているといえるでしょう。
4.既存メンバーの紹介、そしていつものOdduGi
ここからは皆さんご存じの選手やコーチということで、選手については昨季での活躍シーンをピックアップ、コーチについては簡単な紹介だけにとどめたいと思います。
(1)Reiya選手(@reiya888)
当日のコメント:はじめまして、Reiyaと申します。
Summer SplitはBlankとPoohManDuがいるので、個人としてもチームとしてもとても成長できると思う。よろしくお願いします。
Reiya選手の使うブラッドミアのダメージに注目!
(2)Taka選手(@Akat_lol)
当日のコメント:昨季のSpring Splitでは対面が上手で怯えてしまっていた。Summer Splitは更なる練習を積んで、BlankとPoohManDuから学んでアグレッシブに戦いたい。
Taka選手のヤスオがエルダー周りで輝きます。
(3)OdduGi選手(@SG_Oddugi)
当日のコメント:おはようございまーす。前のシーズンは残念だったけど、今シーズンは本気で優勝を目指すから、俺たちのSengokuを応援してください。お願いしまーす!
可愛すぎか。死ぬかと思ったわ。
そんなOdduGi選手の、当時全くメタでなかったケイトリンを使ってのこのキャリー!
(4)Raina選手(@rainadazo)
当日のコメント:春とは違う姿をお見せしたい。優勝目指して頑張ります!
実はOdduGi選手と同じ場面なのですが、彼のパイクを見てください。相手のヴァルスのダメージを敢えて食らいに行ってOdduGi選手の前に釣り出した後、フラッシュインしてきたタム・ケンチに正確なUlt、そして最後のフラッシュインQ!
(5)Maplestreetコーチ(@maplestreetlol)
当日のコメント:Blank選手とPoohManDuコーチが入ってとても嬉しい。Summer Splitも頑張ります。
MaplestreetコーチはかつてLCSの様々なチームを渡り歩いてきたベテランのカナダ人ADCであり、2017年から日本においてコーチを務め始めた方です。
そして、実はLCSの名門チーム、Team SoloMidの往年の名プレイヤー、TheOddOneさんのご兄弟でもあります。
性格は温厚で、人を怒ることができないそう。
なお、ロースター発表会には出席されませんでしたが、PascalコーチもSGに在籍されています。
(6)Pascalコーチ(当日不参加:@vvhik)
PascalコーチはかつてUnsold Stuff Gamingのコーチを務めていたオーストリア人の方ですが、若くして難病を発症してしまい、一時期は病床に臥せっていらっしゃいました。
しかし現在は、薬による療養やセラピー等のおかげで病状が安定し、再びコーチとして活躍されています。
参考記事:https://jp.lolesports.com/news/spring2017r10m3
5.質疑応答
本日出た質問とその回答は以下の通りです。
(1)韓国から二人の強力な仲間が加入したが、コミュニケーション面の問題はどうやって解消するのか?
チーム内では韓国語、日本語、英語が使われていて、OdduGiが日本語・韓国語の翻訳ができる。Blankも来日以来、ずっと日本語を勉強している。Maplestreetコーチも毎朝一時間日本語の勉強をしているし、それでもわからないときはTaka選手が日本語・英語の通訳をしている。チーム内のコミュニケーションに問題はない。
(2)Blank選手には色々なチームからオファーがあったと思うが、なぜSGへ加入したのか?
一番真剣に、きちんとオファーをしに来てくれて心が動いた。日本は韓国に近いし、良い成績を出せると考えてもいる。
(3)LJLの一部リーグでは上位3チームが猛威を振るっているが、それらのチームの打倒に向けての意気込みをPoohManDuコーチに聞かせてほしい。
LJLではDFMが一番強いと聞いている。だがSGにもBlankが入ったし、それ以外の選手も上手なので十分上位を狙えると思う。
(4)Blank選手とPoohManDuコーチの契約期間は半年か?一年か?
現在のところ、夏シーズンのみの契約となっている。
(5)PoohManDuコーチは様々な国でコーチを担ってきたと思うが、昨季まで所属していたLEC(ヨーロッパリーグ)と比較してLJLはどう違うか。
日本は他の地域に比べて実力がどうしても劣るという部分があるが、一方で選手のマインド、学ぶ姿勢が長所。だからこそ実力を上げていくことができる。
(6)既存メンバーに聞きたいが、Blank選手と会ってみてどんな人柄だと感じた?
Reiya選手:優しい。有名選手ということで、やはり最初はとても緊張していたけど、優しく接してくれた。
OdduGi選手:一緒に勉強するだけでモチベーションが上がるから、チーム内も優勝を目指す雰囲気になれている。
Raina選手:試合中にコミュニケーションをとってくれるのでやりやすい。あと、この間一緒にカラオケに行ったが非常に上手かった(笑)
Taka選手:来日二日目にはデパートに一日中一緒に行くくらい仲の良い友達になった。二日前は自転車で一緒に出かけたりもして。試合中は厳しく怒られるのでそこは直していきたい!
Maplestreetコーチ:Blankはとてもフレンドリーで、あとめっちゃスタバ好き。
ちなみに、Blank選手から見たチームの印象は「チームメイトはみんな優しく、礼儀正しい。それに、早く自分が日本に慣れるように気を遣ってくれている。おかげさまで日本語も徐々にできるようになって来たと思う。生活するのも楽になって来た」とのことでした。
(7)ファンからの差し入れで、どういうものをもらえれば嬉しいか?
Blank選手:観戦にきてもらえるだけで嬉しいので、こっちから指定するなんて……(謙遜)
Reiya選手:何をもらっても嬉しいけど、あえていうなら食べ物!
OdduGi選手:私と同じくらいの笑顔でファンミーティングに来てくれるのが一番嬉しい!
Raina選手:何をもらっても嬉しいけど、特にビーフジャーキーをもらった時が一番嬉しかった!
Taka選手:前シーズンは韓国人プレイヤーばっかり差し入れをもらってたから、何をもらっても嬉しいです(自虐)
Maplestreetコーチ:前シーズンはコーチは忘れ去られて何もプレゼントがなかったので、今期はPoohManDuとMaplestreetにもお願いします(笑)
PoohManDuコーチ:試合はスタッフというよりも選手のものなので、選手が欲しいものをあげてほしい。
(8)今季、DFMに対してどう戦っていくかをコーチにお聞きしたい。
PoohManDuコーチ:MSIの試合を見た。特にTopのEvi選手はKRラダーも高く、非常に上手いと思っている。だが、SGにはBlankも入ったし、実力の伸び代もあるので、十分戦えると考えている。
Maplestreetコーチ:前シーズンはDFMに勝てて嬉しかった。今回はTakaとRainaというルーキーがいて実力の伸びしろがあるので、DFMにも勝てると思う。
(9)各メンバーが参考にしている選手はいるか?
Taka選手:Fakerの配信を見ている。ただ憧れはCaps(MSIで優勝したG2のMid)。
Raina選手:いろんな選手を見ているが、最近はDFMのGaeng選手を参考にしている。
OdduGi選手:(聞き取れず。。。すみません!)
Reiya選手:Kiin選手、Khan選手(共にLCK(韓国リーグ)で活躍するTopレーナー)。
Blank選手:特にLPL(中国リーグ)にいる韓国人JGを見ている。
(10)Blank選手が思う、現時点で世界最高のJGは?
直近のMSIで優勝したG2のJG、Jankosが一番強い。
(11)LJLの中でライバル視している人は?
Blank選手:まだLJLのプレイヤーをそんなに知らないというのが正直なところ。だが、DFMが一位なのでライバルと考えている。
Reiya選手:ライバル視している人はいない。
OdduGi選手:Once(BCのJG)と仲が良いので絶対負けたくない!
Raina選手:どの選手もライバル視しているが、特にGrendel選手。同じ時期にデビューしたので。
Taka選手:昨年、2部だったときにボコボコにされたので、以前はHollis選手だった。でもこれからはDasher選手(USGのMid)だと思っている。
(12)Blank選手、オーナーが韓国にきたときの状況を教えて。
オーナーが韓国にまで来て、直接話をしてくれた。きちんと「あなたがチームに必要」と説明してくれたので、心が動いた。
(13)世界大会で優勝経験のある選手として初めてLJLにきたが、そこについて思うことは。
WCSの優勝経験は気にしていない。LJLという新しい環境で戦いたいという気持ちが強い。
(14)日本で大暴れするという噂になっているがその点どう考えるか。
日本で大暴れできるかを判断するのは時期尚早だが、最大限頑張り、もちろん優勝を取りに行く。「優勝以外は意味がない」と考えている。
(15)PoohManDuコーチの加入の経緯があまり明らかになっていないので教えてほしい。
いくつかのチームからオファーがあり迷っていたが、その際にBlankから誘いがあった。Blankは同じチームに所属していた時期もあり、昔からよく知っている選手なので一緒に戦えるのは安心だと思ったし、LJLでも良い成績が収められるのではないかと思って来た。
(16)今期の意気込みをひとことで教えて欲しい
Blank選手:日本に来ることができて嬉しい。これからやることは山積みだが、WCSに出たいと思っている。
Reiya選手:力強い仲間ができたので、優勝目指して頑張りたい。応援よろしくお願いします。
OdduGi選手:Spring Splitよりファンが喜ぶ、燃え上がる試合をして優勝したい!
Raina選手:プレッシャーもすごいが、優勝します!
Taka選手:今期は相手が誰であっても、自分の思う通りのプレイを続けていきたい。
Maplestreetコーチ:選手の成長を楽しみにしている。みんな才能を持っているので。
PoohManDuコーチ:いい選手たちに恵まれた。優勝目指して頑張ります。
6.フォトセッション
完全にファンボとして参加しました。憧れのPoohManDuコーチが目の前に!
選手やコーチには、MSIの会場でもらったミィプ(バードの後ろをついて来るひよこみたいなの)の人形を持ってもらいましたー!
あと現場でReiya選手と話題になったんですが、OdduGi選手とヤドンがめちゃ似てる。
7.おわりに
近頃はDetonatioN FocusMeにばかり脚光が当たっていた LJL界隈でしたが、実は私、「最近SGすごいなー」と思ってました(いやほんとに
というのも、広報戦略やチームのブランディング戦略が非常に洗練されてきたと感じるんです。(広報関係の知見のある方が加入されたのかな?と思うくらい。)
九州は福岡という、LJL唯一の非関東圏チームであることを活かし、「地元密着型」のチームであることを魅力にしたり、
世界的知名度を持つBlank選手とPoohManDuコーチを同時に引き入れてチームの知名度を一気に引き上げたり、
e-sports SQUARE AKIHABARAでロースター発表会をすることでメディアに周知したり。
一昔前のLJLシーンでは考えられなかったメディア露出やブランディングがなされており、良い意味で「eSportsをうまく商業化している形態」の一つなのかなと思っています。
昨季は4位となり残念ながらプレイオフには進めなかったSGですが、今季は台風の目、どころか本命として名乗り出てもおかしくありません。
そんな、強い・魅力的なSGが出場するLJL Summer Split 2019は6月15日(土)午後1時からスタートです。
初戦はSG vs AXZ。まさかの一発目から!
LJL開幕まであと10日。ワクワクしながら一緒に待ちましょうー!
名前は「饅頭」、でもすごいやつ!世界のPoohManDu!
私、この記事を書くためにPoohManDuコーチの事を色々調べたんですが、PoohManDuコーチの「ManDu」って、饅頭(韓国料理のお団子で、餃子みたいな食べ物)って意味だったことを初めて知りました。可愛らしい……!
- 1.Sengoku Gamingのブランド力が大幅アップ!
- 2.PoohManDuコーチって誰?すごいの?
- 3.PoohManDuコーチのパーソナリティ、選手・コーチとしてのデビューと覇道
- 4.トリビア
- 5.おわりに
1.Sengoku Gamingのブランド力が大幅アップ!
さて、先日、Sengoku GamingにジャングラーとしてBlank選手が加入しましたが、同チームの公式ツイッターではさらなるサプライズが匂わされていました。
正直全く見当がついていなかったのですが、まさかまさか、Blank選手に続き、SKTに所属していた過去があるPoohManDuコーチが、Sengoku Gamingのヘッドコーチとして就任の報が!
2.PoohManDuコーチって誰?すごいの?
PoohManDuコーチは世界でも数少ない、「選手として」かつ「コーチとして」世界大会を優勝したことがある方です。
それらの偉大な実績に加え、韓国(LCK)、中国(LPL)、EU(LEC)でコーチを務めた幅広い国際経験を武器として持っています。
そんなPoohManDuコーチが次に活躍する舞台として選んだ先が、このLJLでした。
このすごさを表現するうまいたとえが中々思い浮かびませんが、
(1)DoubleLift選手が赤バフに勝つ*1
(2)Evi選手がSteal選手をパンチしない*2
(3)PCバン(ネカフェ)で隣のPC席を覗いたらFaker選手だった
くらいのすごさだと思ってください。
さて、なんとなく事の重大さがわかってもらえた(分からない人は注釈文に動画をつけているので是非見てください!)と思いますので、ここからはPoohManDuコーチのパーソナリティと主な経歴を紹介します。
※文章構成がBlank選手のと同じだと思った方。気づいても言わないのが大人のサモナーのたしなみです。
3.PoohManDuコーチのパーソナリティ、選手・コーチとしてのデビューと覇道
(1)本名
本名はLee Jeong-hyeon (이정현)。
(2)生年月日
1991年1月29日生まれの28歳です。
(3)シーズン3 選手デビュー、そして世界大会優勝
彼はシーズン3に韓国においてGSGのサポートとしてデビューしました(元々はManduという名前でプレイ)。
が、結果は振るわず。
しかし、同年にSK Telecom T1へ移籍してから彼の覇道は始まりました。*3
なお、当時の他のメンバーは、以下のようなとんでもないとんでもない顔ぶれです。
Top:Impact(現在はLCSのTeam Liquidに所属。2019MSI準優勝)
JG :Bengi(往年のSKTを支えた名ジャングラー。惜しまれながらも兵役のため引退)
Mid:Faker(言わずと知れた、世界一有名なプレイヤー)
ADC:Piglet(ヴェインの名手。現在はLCSのClutch Gamingに所属。今だバリバリの現役)
これらのチームメイトと共に、PoohManDu選手は韓国の第三シードとしてWCSへ。準決勝で同じくLCK所属のNaJin Black Sword、決勝でLPLのRoyal Clubを下し、選手として優勝を飾ります。
(4)シーズン4 コーチの道へ
しかしシーズン4は自らの健康上の問題でロースターから外れるとチームの調子も急低下。Spring後半からは復帰できたものの、中々チームの調子は戻りきらず、結果として当年のWCS出場を逃してしまいます。
そしてオフシーズン、invictus Gaming*4のコーチとして就任し、彼は選手としての任を降りました。
(5)シーズン5 LPLのコーチとして活躍
SpringにiGを最終順位3位に収め、まずまずの活躍を見せた後、SummerはiGの二部チーム、Young Gloryのコーチに。プロモーションシリーズに出場するも、Royal Never Give Upに敗北し、一部に上がれませんでした。
(6)シーズン6 SKTへコーチとして復帰、そして再度の世界大会優勝
SpringにSKTへコーチとして再加入するとそのままSpring Splitを優勝で飾り、当然のようにMSI2016も優勝、更にWCS2016の優勝も果たして、LoLプロシーン史上初のMSI・WCS連覇、そしてコーチとしての優勝を達成しました。
(7)シーズン7 SKTを離れたり戻ったり。そして再びの栄光
多大な実績をひっさげ、彼はSpringに再び中国へ挑戦。Vici Gamingに加入します。
しかも、ひとり孤独に移籍したシーズン5とは違います。彼の隣には、シーズン3とシーズン6で共に世界大会優勝を果たした戦友、Bengi選手の姿がありました。彼の目には、Bengi選手のニダリーが投げる槍がTeam WEとEDGを粉々に破壊する光景が見えていたことでしょう。*5
ところがどっこいVici Gamingはまさかの二部落ち。
夢破れたか、オフシーズンにはSKTに再度復帰しました。ちゃっかりとBengi選手も(但しコーチとして)。
(訂正:当初、「シーズン7のSummerに復帰」と書いていましたが、オフシーズンの誤りでした。すみません!)
(8)シーズン8 伸び悩むSKT
「PoohManDuがSKTにいるときは良い結果を残す」というジンクスもここまで。シーズン8のSKTはレギュラーシーズンSpring4位、Summer7位と全く振るわず。シーズン終了後、彼は再度SKTを離れ、次は新たなる地、EUへと挑戦します。
(9)シーズン9 Misfitsのアシスタントコーチとして
SpringにMisfitsのアシスタントコーチに就任しましたが、結果はレギュラーシーズン8位と下位に低迷。結局、Springを終えて契約終了となり、彼は再びコーチとしての雇用先を模索していました。
そしてついにその目が日本へ向き、Sengoku Gamingの軍師として、群雄割拠するLJLの戦場へと足を踏み入れることとなりました。
4.トリビア
おおよその彼の経歴は紹介できましたので、Blank選手編と同じく、PoohManDuコーチにまつわるトリビアを書いておしまいにしたいと思います。
・上述の通り、彼の名前の由来は饅頭から。小さい頃、兄弟にManDuと呼ばれていたのがきっかけです。
・彼が名前を「ManDu」から「PoohManDu」にリネームしたのは、シーズン3にSKTへ移籍したタイミングです。共にBotレーンで戦うPigletに合わせ、「PoohManDu」へリネームしたのでした。
・選手時代は超アグレッシブなSupとして定評がありました。
・2013年のLCK Bestサポートに選ばれた実績を持っています。
・プロシーンで1度だけモルデカイザーSupをピックし、勝利したことがあります(KR Champions 2013 Spring vs ktRolster A)
・プロシーンで1度だけルブランSupをピックしたこともあります。こちらは負けましたが。(R Champions 2013 Winter vs Azubu Blaze)
・2016 WCSをコーチとして優勝し、メダル授与を受ける際、緊張で握手せずに通り過ぎようとしてしまったというちょっと恥ずかしい経験も。
5.おわりに
正直、PoohManDuコーチの加入にはBlank選手以上の衝撃がありました。
Blank選手のLJL移籍の意図についてはなんとなく推測可能な材料があるものの、彼が敢えて非メジャーリージョンに籍を置く理由が推測できなかったからです。(彼ほどのコーチであれば、メジャーリージョンのチームから移籍の声がかかってもおかしくないでしょう)
現在のLJLシーンに不足している、世界的に確かな実績を持ったコーチ。このピースがLJL2019 Summer Splitにどんな化学反応をもたらすのか、本当に今から楽しみですね!
気温も既に夏並みになってるし、Summer Splitも早く開催してくださーい!
*1:
*2:
*3:厳密にはSK Telecom T1 2に移籍したのですが、チームの統廃合を説明し始めると複雑になってしまいますので、簡単のために全てSKT表記としました。
*4:2018 WCSの世界王者でもあり、シーズン2から世界大会に出場している老舗中の老舗の名門チームです
*5:2016 WCSの準決勝Game4において、Bengi選手は全然ニダリーを練習していなかったにもかかわらずkkOmaコーチのドラフトミスで取らざるを得なくなってしまったことがありました。しかし結果としてSKTはそのゲームに勝利していたりします。なんじゃそら。https://clips.twitch.tv/CrunchyVictoriousJackalSSSsss
世界を3度取った男 Blank そのヤバさを知る
1.世界を3度取った男
曰く、LCKで20連勝した男。
曰く、リー・シンでこのキックができる男。
曰く、世界を3度取った男。
というわけで、こんなプレイする人がLJLに来たらしいです https://t.co/7vDoQkfjMM
— MIN (@min_BLRLB) 2019年5月27日
(MINさん、教えてくれてありがとう!)
そんな男がLJLに参戦するなんて、半年前に想像していた人はどれくらいいたでしょうか?
可能性はありました。
同じく超一流のプロプレイヤー、Wolf選手がSKTから非メジャーリージョンのトルコ(TCL)に移ったことは皆さんの記憶にも新しいはずです。
昨年のWCSでDFMがC9相手にあと一歩まで迫ったことを考えても、まだ大きな差はあれど、メジャーリージョンと非メジャーリージョンの差は確実に縮まっている。
それを踏まえれば、ありえないとは言い切れない話でした。
が、まさか実現するとは。
LoLプレイヤーならだれもが知る、名実ともに実績ナンバーワンチーム、SK Telecom T1でジャングラーを務めた男。
若き王者が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ
俺達は君を待っていたッッッ
BlankがLJLのSengoku Gamingに参戦だ――――――――ッ!
2.Blank選手のLJL参戦がどのくらいヤバいことなのか
これまで世界一を経験した選手がLJLに参戦すること自体はありました(DetonatioN FocusMeやSCARZでジャングラーを務めたDayDream選手)。
しかし、つい昨年までメジャーリージョンのスターターを張り、かつ後述するほどの実績を残した選手が参戦したことはありませんでした。
このヤバさを表現するうまいたとえが中々思い浮かびませんが、
(1)ユーミでペンタキルする
(2)味方のヤスオとマスター・イーとヴェインが揃ってキャリーする
(3)味方のリー・シンなのにめっちゃ丁寧にインセクしてくれる
くらいのヤバさだと思ってください。
さて、なんとなく事の重大さがわかってもらえたと思いますので、ここからはBlank選手のパーソナリティと主な経歴を紹介します。
3.Blank選手のパーソナリティ、デビュー、そして王者への道
本名はKang Sun-gu(강선구) 。
韓国は大田広域市の出身。
そして長らくSK Telecom T1のジャングラーとして経歴を積んだ、(何度も繰り返しますが)文字通り超一流の選手です。
今こそ世界中に名が知られる彼ですが、プロデビューは決して他の選手と比べても華々しいものではありませんでした。
意外なことにデビューは中国。2015年にEnergy Pacemaker.Carriesに所属し、Demacia Cupでデビュー。その後、同年にStar Horn Royal Clubへ移籍し、ケガをしたジャングラーの代わりとしてLPLの一部デビューを飾りました(が、結果は全く振るわず)。
しかし、2016年にSKTに見いだされ移籍。ここから彼の全盛期が始まります。
・LCK 2016 Spring Split 優勝
・MSI2016 優勝
・WCS2016 優勝
・LCK 2017 Spring 優勝
・MSI2017 優勝
・LCK 2017 Summer 準優勝
・WCS 2017 準優勝
これら華々しい栄光のほぼ全てに、彼はジャングラーとして貢献していました。
更に、こういった確かな実績のみならず、彼は
・LCK2017Summer Playoffs(Bo5) kt Rolster戦 スターターのジャングラー、Peanut選手が2連敗し崖っぷちの場面で交代、そこから3連勝して勝ち上がる
・LCK2017Spring・Summer・Rift Rivalsまで、出場したゲームで20連勝
といった半ば伝説的な記録を作り上げもしています。
以降、2018年もSKTのジャングラーとしてスターターを張りましたが、チームも彼自身も徐々に調子を落とし、2018年11月に契約を終了し休養期間に入りました。
今回は以上の様な経歴を持つBlank選手がLJLに来ることになったんです。
味方のリー・シンなのにめっちゃ丁寧にインセクしてくれるくらいのヤバさであることは理解してもらえると思います。
簡単ではありますが、実績について上記の通りまとめられましたので、最後に彼にまつわるトリビアをいくつか紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。
4.Blank選手のトリビア
・彼が尊敬する選手は、彼の前にSKTのスタータージャングラーだったBengi選手。スプリットの間の休息期間すら練習していた彼に触発されたとのこと。
・非常に気さくで、ファンから親しみやすい選手として定評がある。
・将来の夢は「『プロゲーマー』という言葉で一番に連想される選手になること」。あとお金持ちのビルオーナーにもなりたいそうです(笑)
・彼を表すミームとして、「612」というものがあります。これは昨年のLCKで、JGジャックスを使って38分戦い、出したダメージがたったの612だったことに由来します。
5.おわりに
あと2週間程でLJL 2019 Summer Splitが開幕します。
まだ各チームのロースターが発表されていませんが、ジャングラー対決ではまず間違いなくSengoku Gamingが覇権を取るでしょう。
が、私はそれを楽しみにしています。
LJLはかつて韓国人選手に幾度となくドミネートされました。古くはDetonatioN FocusMe所属だったCatch選手やDayDream選手、Unsold Stuff Gaming所属だったRemind選手等、枚挙にいとまがありません。
しかし、そのたびにLJLは強くなってきました。昨年のWCSではベスト4にまで残ったCloud9相手にあと一歩まで迫り、今年のMSIではなかなか勝てなかった国際戦でDFMが初の勝ち越しを決めました。
そんなLJLが、Blank選手という、間違いなく史上最強の猛獣にどう立ち向かい、どう成長するのか。
本当に今から楽しみでなりません!
ヤドン様と行くLJL Final現地観戦
こんにちは、あきのです。
突然ですが、私は既婚者(男)です。
古風な言い方をすれば私があきの家の家長と呼ばれる存在なのかもしれませんが、実は当家の家長は別におります。
それが、
ヤドン様です。
そのヤドン様が突然「LJLのFinalを見に行きたい」と言い始めました。
というのもこの間、私がヤドン様のお友達であるコダックさんを連れてLJL ALL-STARを見に行ったと聞いて、自身も行きたくなったようなのです。
神戸住まいの身としては東京はかなり遠くは感じますが、家長が「行きたい」という以上お供するしかありません。
というわけで、ヤドン様を連れてLJL 2019 Spring Split Finalの観戦に行ってきました。
- 1.会場にたどり着くまで(ヤドン様密航編)
- 2.会場にたどり着くまで(ヤドン様電車タダ乗り編)
- 3.会場にたどり着いたけど(ヤドン様無断侵入編)
- 4.Finalが始まるまで(Katsudionさんとタケトさん)
- 5.in Game中の選手たちの表情、そしてゲームの合間の実況者達の表情
- 6.DFM優勝!
- 7.Game終了後のファンミーティングの様子
- 8.終わった後の”eSports”
- 9.おわりに
- 10.関東圏以外の人も現地に行ってみたほうが良い? → YES!
1.会場にたどり着くまで(ヤドン様密航編)
神戸から東京へ赴くには、主に「新幹線」「夜行バス」「飛行機」の3つの手段があります。それぞれ一長一短あって、
(1)新幹線:長所→移動が一番楽 短所→コスト高(往復3万円くらい)
(2)夜行バス:長所→コスト安(往復1万円くらい?) 短所→移動が一番しんどい
(3)飛行機:長所→移動もコストもお手頃(往復2万円くらい) 短所→どっちつかず
って感じなのですが、今回は飛行機を選択しました。
というのも、ヤドン様が「かっこいいから飛行機に乗りたい」と仰るのです(あなたひこうタイプじゃないでしょ)。
そんなわけで、正午頃に神戸空港へ赴きました。
今回のFinalは17時スタートということで、割とゆっくりの旅路です。
が、ここで致命的なミスが発覚。
ヤドン様の分の航空券、買ってない。
…
……
………
…………
密航するしかねぇ。
金属探知機による悪辣な捜査からもなんとか逃れたヤドン様を連れて、羽田空港へフライト!
ドラフトやポケットピックの予想*1なんかをしながら小一時間を過ごすと、すぐに羽田空港へ到着。
ここからは東京モノレールに乗って浜松町へ、そこからはJR環状線で渋谷へ向かいます。
2.会場にたどり着くまで(ヤドン様電車タダ乗り編)
再び問題発生です。
もうお分かりかと思いますが、ヤドン様の切符を買っていません。
…
……
………
…………
無賃乗車します。
モノレールを経由してJR環状線に乗り換え、渋谷に到着。
お出かけしてから3時間半くらいであっという間の渋谷です。
こう考えると、神戸と東京って意外と近いですねー。
3.会場にたどり着いたけど(ヤドン様無断侵入編)
渋谷駅からゆっくり歩いて約10分。
よしもと∞ホールに到着しました。
ポケモンの入場にチケットが必要か否かの事前確認を忘れたので、当然の権利のように無断侵入します。
この記事がRioterの目に留まらないことを祈るばかりです。
4.Finalが始まるまで(Katsudionさんとタケトさん)
16時を少し過ぎたころに入場*2すると、もう席はほぼいっぱい。というわけで最後部の立見席で見ることにしました。
ゲームが始まるまでは少し暇になるかなー?と思っていたのですが、タケトさんとKatsudionさんが会場を軽快なウェルカムトークで温めてくれました。もうコンビで漫才をしたほうがいいのでは???というレベルのお二人のコンビネーション。
その間に両チームの選手はPCの事前準備。
DFM Gaeng選手が一番乗り(各ゲームの前に、裏で作戦会議をしていた選手達はPC前に戻ってくるわけですが、何故か常にGaeng選手が一番乗りでした)。
そしてついに17時、各チームの入場が始まります!
そしてついに……!
LJL Final、スタートです!
5.in Game中の選手たちの表情、そしてゲームの合間の実況者達の表情
in Game中の選手は本当に真剣な目をして、常に声を掛け合っていました。特にゲームが動く瞬間にはボルテージと声量が一気に上がり、会場の熱気もそれに追随してヒートアップしていきました。この体験を現地で共有できる。これだけでもう、神戸から渋谷へ赴くだけの価値があると思わされました。
なお、in Game中は観戦に熱狂しており、撮影のことはさっぱりと頭から抜け落ちておりましたので、一切写真がありません(焼き土下座)。
そんな夢のような時間も終わりに近づき……
6.DFM優勝!
3 - 0の完勝で、DFMが昨季に引き続き連覇を成し遂げました!
7.Game終了後のファンミーティングの様子
現地観戦者だけが楽しめる特典、ファンミーティング!(時間の関係上DFMの方しか行けなかったですが、USGも実施してくださっていました)
いそいそとEvi選手の前に出来た列に並ぶあきのの前に、なにやらおじいちゃんとおばあちゃんを連れたご一家が。
どなたかの関係者かしら?と思っていたら、まさかのEvi選手のご家族でした。
おばあちゃんが目の前に来た瞬間、優しく抱きしめるEvi選手。それを優しく見つめるお母さん。それを見せていただいた。これだけでもう、神戸から渋谷へ赴くだけの価値があると思わされました。(3分ぶり2回目)
更に、すぐ隣でファンミーティングをされていたGaeng選手の元にもご家族が。こちらは一瞬で分かりました。だって弟がGaeng選手そっくりなんだもの。
ミニチュア版Gaeng選手って感じで、めっちゃ可愛かったです。弟の肩を抱いて共に写真を撮るGaeng選手。それを目の前で見せていただいた。これだけでもう、神戸から渋谷へ赴くだけの価値があると思わされました。(1分ぶり3回目)
その後、ヤドン様憧れのEvi選手と写真をパチリ。
その後、私の憧れのKazuコーチとパチリ。
写真を撮りながら、今回のバンピックの意図をいろいろお尋ねしました。*3
8.終わった後の”eSports”
楽しかった時間の余韻を楽しみながら、おいしいラーメンをいただいて、帰路に就いた私とヤドン様でした。
9.おわりに
時間としてはあっという間でしたが、とても濃密な時間を過ごすことができました。
ヤドン様も大満足で、お疲れの様子でした。
10.関東圏以外の人も現地に行ってみたほうが良い? → YES!
今回ヤドン様をお連れしてLJL Finalを見に行ったわけですが、本当に楽しく、配信を見ているだけでは決して得られない臨場感・興奮・ワクワク感でいっぱいになりました。
関東以外に在住の方にとっては遥かかなたの地、渋谷ではありますが、小旅行だと思って数万円を拠出する価値は十分にあります。
MSIが終わるとSummer Splitが始まります。その時は是非、まずはたったの一度でいいので現地に足を運んでみてください。決して後悔はしないはずです。
サステインマシマシ集団戦カラメなソナタリックに対するG2のソリューション
こんにちは、あきのです。
こんな感じのブログ記事を書くのは初めてですが、本日行われたLEC Final G2 vs Origenを見て、ソナタリック構成(以下、ソナタリック)へのG2の見事なカウンターに感動したので思わず筆をとった次第です。
具体的に言うと、G2はソナタリックへのカウンターとして「モルガナ・パイクのBotレーンを当てつつ」「ラカンをお供にしてジャングルとミッドレーンのCSをザヤに集める」ことで勝利を得ました。
この記事ではこの見事なカウンターが刺さった要因について、私なりの考察を書き出したいと思います。
1.ソナタリックってそもそも何?
- 通常はADCとSupを置くBotレーンにSupのソナとタリックを置く構成のこと。
- 近頃LCSやLEC等、プロシーンで流行を見せつつあります。
- ちなみに、先日行われたLJL Finalにおいては、3ゲームともブルーサイドをとったDetonatioN FocusMeがずっとタリックをバンし、ソナタリックを封じていました。Final終了後のファンミーティングにおいてKazuコーチにB/Pの意図についてお尋ねしたところ、やはりソナタリックを警戒していたそう。*1
2.ソナタリックの強み・弱みって何?
(1)ソナタリックの強み
ソナタリックの主な強みは以下の通りです。
①両者がシールド・サステインを持つためレーン戦が非常に楽
ソナがスペルシーフエッジ、タリックがレリックシールドを持ちます。
③両者がサポートアイテムを持つため中盤以降の視界の有利が取れる
ワードの個数が4つ増えるため、オブジェクト周りの視界が取りやすい(単純に視界の量が増えるだけでなく、相手にコントロールワードやオラクルレンズを多く消費させる側面もあります)
④集団戦がエグい
(2)ソナタリックの弱み
3.なぜG2はソナタリックにカウンターができたの?
おまたせしました、ここからがこの記事の本番です。
G2がいかにしてソナタリックにカウンターを刺したのか、その分析を「ドラフト段階」「レーンフェーズ」「集団戦フェーズ」に分けて考察したいと思います。
(1)ドラフト段階
まずは以下のドラフトを見てください。
G2はサイラス・カーサス・ドレイブンをバンした後、OGのレク=サイ(OPチャンプであると同時にKOLDの得意チャンプ)ファーストピックの返しとしてザヤラカンをピックします。このザヤラカンピックが、G2がOGに対し仕掛けた罠でした。
ザヤのレーンフェーズでの強さが並程度であることを考えれば、十分にソナタリックが通用します。OGは迷わず彼らをピックしました。
その後、G2はライズ・モルガナをピック。ここまで見ても、Topライズ・Midモルガナとみれば不自然なピックではありません。OG側はラストピックでソナタリックと相性が良いケネン*2をピック。
そしてG2が最後にパイクをピックし、初めて彼らの狙いが明らかになります。つまり、G2はOGが対抗策を打てなくなる最後の最後までピックの意図を隠し続けることに成功したのです。
最終的な各レーンのマッチアップをOG側から見てみると、Topこそ通常通りなものの、JGはG2側の森に入っていけない(ザヤラカンが二人で動いているので見つかったら即ピックアップされる)ですし、Midのヤスオも(レーンフェーズでのウェーブクリア能力は並程度ですから)ザヤがジャングルとMidを食い荒らすのを止められません。そして、(後述しますが)なによりもBotレーンのマッチアップが悲惨でした。
(2)レーンフェーズ
ソナタリックのレーン戦での強みは何だったでしょうか?そう、サステインマシマシによる継戦能力の高さですね。
じゃあそれを封じるにはどうすればよいでしょうか?レーン戦をしなければいいんです。G2はモルガナのWによって瞬時にミニオンを処理し、そもそもレーン戦を拒否しました。
このレーン戦拒否にはパイクは必要ありません。何故ならミニオン処理はモルガナのWだけで可能ですし、上述の通りソナタリックのレーン戦はキルポテンシャルが皆無だからです。(モルガナであればEのシールドでタリックのスタンすら無効化できます)
となるとどうなるか?パイクはレベル3から自由自在にロームし始めます。
結果、G2はレーンフェーズの間、Bot以外のレーンにおいて実質4 vs 3を強いることに成功しました。
(3)集団戦フェーズ
レーンフェーズの終了段階で4,500ゴールドのグローバルゴールド差をつけられたOGですが、ソナタリックの集団戦のポテンシャルを考えればまだ逆転は可能でした。Mikyxの使うラカンさえいなければ、の話ですが。
これについては説明するよりも実際に集団戦を見てもらったほうが早いかもしれません。
集団戦の要であるソナとケネンを非常に巧く封じ、効果的なUltの使用を妨害しています。
加えて、チーム全体としてOG側のUltを一つ一つ無駄遣いさせていくという意識が徹底されていました。
4.最後に(雑感)
今回のG2 vs OGを観て、思ったことを徒然と記載してみます。
(1)JGとMidはザヤラカンでなければならなかったか?
必ずしもそうではないと考えています。今回のG2の構成ではどうしても終盤のADが不足しがちになるため、ADチャンプのピックは必要にはなりますが、例えばヤスオグラガスでも機能したでしょう。*3(但し、嵌まれば非常に強力な一方で集団戦でのエンゲージがラカンよりも不確実になり、かつ相手にUltを吐かせた後にグラガスが帰ってこれないので一長一短)
(2)この戦略はファンネリングと呼べるか?
私はこの戦略はファンネリングと呼べないと考えています。この戦略のキモはJG-Midにゴールドを集めることではなく、Botのレーン戦を完全に拒否し、局地的な有利を作り上げる部分にあるからです。
(3)G2がこのカウンターをFinalで見せたのは何故か?
おそらくこのカウンターが一種のチーズ(初見殺し)戦略だからでしょう。例えば過去に流行したファンネリングの対策と同じように、Midにウェーブクリア能力の高いチャンプを置く等、ある程度であればすぐに対策を立てられそうです。(だからこそG2はGame3でソナを自らバンしたのでしょう)
加えて、今回の構成以外にも対抗手段が発掘されつつある(トゥイッチアニーとか)というのも一因でしょう。
(4)G2のドラフトを見て感じたこと
ソナタリックという強力なメタ(と言っていいでしょう)に対し、短期間のうちに既存の手法を組み合わせて鮮やかなソリューションを導き出し、それをチームとして完成させたG2には尊敬の念を抱かずにいられません。
今回の構成は非常にニッチで、かつ難易度の高いものでした。それをたったの1ゲーム(LEC Finalではあるけれど!)のためにここまで仕上げられるものなのか。G2というチームに情熱とパワーを見ました。
こんな素晴らしいチームとDFMがMSIで戦えたら、本当に楽しいゲームになるでしょうね!
5.おまけ
(1)ソロQでこの構成は機能しますか?
味方のSupがMikyxだったりMataだったりMeikoだったりして、かつあなたがPerkzだったりDeftだったりUziだったりするなら可能です。ぜひ実践してください。